〜出土品が語る江戸時代の萩〜

発掘された城下町

 
と き
平成17年10月28日(土)〜平成18年1月22日(日)
ところ
萩博物館 企画展示室
 

 江戸時代の萩は、毛利氏36万9千石の城下町として栄えました。萩城下には、藩の内外から様々な物資が集まり、消費されました。
  北片河町・南片河町は、江戸時代の中頃に、萩城の外堀を埋め立てて作られた町です。城下町を構成した30町のうち、萩城に最も近い場所に位置しています。
  平成9年度から16年度まで8年の歳月をかけて、この北片河長のほぼ全域が発掘調査されました。その結果、地下に眠っていた城下町の遺跡が掘り出され、約80万点もの遺物が出土しました。
  これらの出土品は、江戸時代の萩城下の人々の暮らしを知るうえでたいへん貴重なものです。種類や産地、使用方法などをていねいに調べていくと、当時の活発な商いの様子がみえてきます。
  本展覧会では、これらの出土品から明らかになった「江戸時代に生きた萩の町人の暮らし」を紹介します。