テーマ展2012


翁没後150年記念

「幕末の先覚者 長井雅楽」
 
と き
平成25年2月1日(金)〜25年3月31日(日)
ところ
萩博物館 エントランスホール
 

  今年は長井雅楽(ながい うた)が土原の自宅で切腹して150年目にあたります。雅楽の名は現在あまり知られていませんが、萩藩では「知弁第一」と評される実力者でした。彼が提唱した「航海遠略策」は、明治政府の富国強兵政策にも通じる画期的な意見だったのです。
  嘉永6年(1853)のペリー来航以来、開国か鎖国かで混乱が続くなか、雅楽は文久元年(1861)、「航海遠略策」と称される建白書を藩主に提出します。この意見は、朝廷(公)と幕府(武)が一致協力(公武合体)し、積極的に開国・通商を行って国力を富まし、世界に圧倒せんとするもので、藩是とされました。雅楽は朝廷・幕府の間を周旋し、一躍萩藩の名を中央で高めました。ところが、雅楽は反対派から失脚に追い込まれ、文久3年(1863)2月6日、自ら腹を切りました。
 本展示では、一度は藩を代表しながらも、非業の死を遂げた幕末の先覚者長井雅楽を紹介します。

 
■展示点数  写真パネル:9点、書簡など複製物:2点、実物資料(書籍):2点
■展示内容

パネル: 萩藩重役長井雅楽の肖像画、雅楽が壮絶な切腹をした旧宅、
      雅楽に公武周旋を託した毛利敬親、藩是を「破約攘夷」に変えた周布政之助、
      雅楽が朝廷を謗ったと弾劾した久坂玄瑞など
実 物:長井雅楽が正月に書いた和歌、長井雅楽が宍戸たまきに送った手紙、
     雅楽の唯一の伝記『長井雅楽詳伝』、百年祭記念小冊子『長井雅楽』

 
■開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日 なし
■観覧料 エントランスホール内につき、無料で観覧できます。
■駐車場

普通車66台 バス8台
※普通車1回300円、大型車1回1,000円、ただし萩市民は無料です。

■お問合せ
萩博物館 TEL:0838-25-6447
E-mail
※会期や内容は変更する場合があります。ご了承ください。
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