萩博物館
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生誕200年記念

山浦清麿

萩に招かれた幕末の刀匠
 
 
と き
平成25年12月21日(土)〜平成26年2月9日(日)
ところ
萩博物館 企画展示室
 

 幕末期に抜きん出た才能を持ち、その才能を見事に開花させた刀工、山浦清麿(1813〜55)の生誕200年を記念した特別展です。
  清麿は信濃国小諸藩で生まれ、江戸に出て作刀に励んでいましたが、天保13年(1842)萩藩に招かれ、2年間ほど萩城下に居住し作刀に従事しました。この間、清麿は萩藩の天保改革を主導した村田清風や萩藩の絵師をつとめた羽様西涯(はざませいがい)らの萩藩士たちと親しく交流しました。
  清麿は、萩での貴重な経験を糧として再び江戸へのぼり、江戸四谷に鍛冶場を構え、たくさんの名刀を鍛刀しました。このころから清麿の名声は響き渡り、鎌倉時代の名工「正宗」にあやかって、「四谷正宗」と称されました。
  本展では、今でも多くの人々を魅了して止まない清麿の名刀約40点を一堂に展示し、波乱に満ちた清麿の作刀人生を振り返ります。
  あわせて、江戸時代、萩藩の全国ブランドとして知られた「長州鐔」14点もコーナーを設け展示し紹介します。

 
>>チラシPDF(約2.56M)はこちら
 
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主な展示品
 
 

刀 銘 於萩城山浦正行造/天保十三年八月日

西暦:1842年
刃長:2尺7寸1分(82.1cm)
反り:7分3厘(2.2cm

 



付 七宝繋紋銀兵庫鎖太刀拵

 
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短刀 銘 恭呈 西涯・(石偏に門構え月、はざま)先生/於長門國正行製

西暦:1842年頃
刃長:9寸9分(29.9cm)
反り:1分(0.3cm)

 

付 朱漆塗刻鞘小さ刀拵
 
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清麿自筆の炭・鋼料の受領書
【村田清風記念館蔵】

 

 

 
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【イメージ画像】

常設展示室内に設ける長州鍔の展示コーナーは、特別展に先行して12月11日(水)からご覧いただけます。

 

 
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チラシPDFダウンロード
(約2.56M)

 

展示目録PDFダウンロード
(約53K)

 

この展示は、生誕200年記念山浦清麿展実行委員会のご協力の下、開催します。
実行委員会により、図録が刊行されていますが、 萩博物館の販売分は完売となりました。
お求めになりたい方は、次期開催の根津美術館へお問い合わせください。

解説図録表紙

     
       ■関連イベント
 
   ◎特別講演会(史都萩を愛する会例会・講演会)
平成26年1月18日(土)
13:30〜15:00

生誕200年記念山浦清麿展実行委員会副委員長で、日本刀研究の第一人者であり、普及書も多数執筆されている渡邉妙子氏(公益財団法人佐野美術館館長)をお迎えして開催します。

講 師:渡邉妙子氏(公益財団法人佐野美術館館長)
演 題: 「萩招聘によって磨かれた清麿」
定 員:80名(当日先着順、13時受付・開場)
参加費:無料
主催:史都萩を愛する会

   ◎特別講演会

平成26年2月2日(日)
13:30〜15:00

刀剣の鑑賞方法や手入れ方法など、実際に刀剣を扱いながらお話くださいます。

講 師:國廣浩典氏(山口県銃砲刀剣登録審査員)
演 題: 「日本刀あれこれ」
定 員:80名(当日先着順、13時受付・開場)
参加費:無料

 
       
■開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日 なし、10月30日(水)は展示替えのため、企画展示室を閉鎖します。
■観覧料 大人500円 高校・大学生300円 小・中学生100円
【団体割引】20名以上20%引き* 【障がい者割引】20%引き
■年間パスポート

無料
 ※年間パスポートをお持ちの方は何度でもご観覧いただけます。
 年間パスポートのご案内はこちらから

■駐車場 普通車66台 バス7台
有料(普通車:1回300円 大型車:1回1,000円)
※萩市民は無料
■お問合せ
萩博物館 TEL:0838-25-6447
E-mail
※会期や内容は変更する場合があります。ご了承ください。
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