No.13 初めで終わりか萩大博覧会(土原、昭和10年)



初めで終わりか萩大博覧会(土原、昭和10年)

 この年(1935)4月5日から41日間、後に萩一中学校(現萩東中)となる土原グラウンドで萩史蹟産業大博覧会と銘打って開かれた。前から山陰線の全通(昭和8年)や市政施行(同7年)を記念して博覧会をという声はあったが、主催問題などで紆余曲折があり、結局、厚東常吉氏が組織した萩実業界の主催で開催された。鮎川義介氏率いる日産コンツェルンの日産館や史蹟観光館、朝鮮館などのパビリオンが建ち並び、相当のにぎわいを見せたという。左後方には、萩城の模型が見える。