No.35 小学校児童の床ふき掃除(昭和20年代、三見)




小学校児童の床ふき掃除(昭和20年代、三見)

 写真は昭和20年代の三見小学校だが、児童たちが濡れ雑巾でふいている木の床がピカピカ光っている。この木造校舎は校史には何と明治16年(1883)新築と記されている。この写真の頃すでに60年を超えて大事に使いこまれていて、昭和36年(1961)にとうとう鉄筋校舎に替わった。同校はいま三見中学校との新しい小中合同校舎が建設中で、今年度末には移る予定という。教室はこれまで同様木の床だが、材質の関係で水気厳禁、掃除は乾ぶき、時にはワックス塗りもありそうだ。ちなみに現在、市内小学校で完全木造校舎が残り、掃除を濡れ雑巾でやっているのは、登録文化財の明倫小と木間小中の2校のようだ。