太華山県先生に与えて講孟箚記の評を乞う書 |
たいかやまがたせんせいにあたえてこうもうさっきのひょうをこうしょ |
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歴史 |
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安政2年(1855)9月18日 |
吉田松陰筆 |
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萩博物館蔵(山根正次コレクション) |
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松陰が自著「講孟箚記」への批評を求めるため山県太華に送った書。山県はもと明倫館の学頭をつとめた儒者で、松陰と国家観について論争した。「天下は一人の天下」と論じた松陰の考え方は、日本の対外的な危機に際し、天皇に忠義を尽くす同志を結集することで国防体制の充実を目指すものだった。松陰が幕府を軽んじていたわけではないが、山県は幕藩体制の否定につながる危険思想とみなして強く反論した。 |
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