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萩博物館収蔵品紹介
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吉田松陰書簡
よしだしょういんしょかん
歴史
安政5年(1858)6月19日
某宛
萩博物館蔵(山根正次コレクション)
萩で松下村塾を主宰中の松陰が送った手紙。宛先は不明だが、おそらく江戸遊学中の塾生に送ったものと思われる。藩主毛利敬親が江戸から無事萩に帰られたので、留守中のことを家老の益田弾正が逐一報告したと伝える。さらに「言路一條大いに開け候」とあり、言論の道が大いに開け、自分のような囚われ者の言論でさえも直接藩主へ届く事態になったので、「遊学中の諸君」に対し、建白書や風説書などを送るよう勧めている。
幕末志士たちの手紙展 (05)
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紹介者:道迫真吾