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萩博物館収蔵品紹介
 
 
 
 大きく
 
高杉晋作・久坂玄瑞詩書扇面貼交
たかすぎしんさく・くさかげんずいししょせんめんはりまぜ
     
歴史    
     
文久3年(1863)・元治元年(1864)
 
 
萩博物館蔵(山根正次コレクション)
 

松下村塾の「双璧」がそれぞれ揮毫した扇面。上段は高杉晋作で、文久3年(1863)4月18日、萩松本村に隠棲中の作。これまで東奔西走したが、故郷に帰り静かに春秋が過ぎるという感慨を詠んだものである。下段は久坂玄瑞で、元治元年(1864)3月、京都からいったん山口に帰る際に揮毫した。いまだ藩主の冤罪を雪ぎきれない心情を詠んだものである。

 
幕末志士たちの手紙展 (37)
 
紹介者:道迫真吾