新型コロナウイルス感染拡大防止に関する市長メッセージ

　新型コロナウィルスが猛威を振るっています。このため、国は７日に緊急事態宣言を発出いたしました。当初は東京、大阪、福岡など７都府県だった対象地域は、１６日に全国に拡大されました。

　対象地域以外でも、感染は深刻なところが多く、今後の感染爆発への危機感から総理大臣が決断したものです。その他の県についても、人の移動による感染拡大がみられ、「ＧＷ中の人の移動を最小化する対応が急務」だと、対象拡大の理由を説明しています。

　今後は山口県においても法的根拠に基づいて、実効性のある具体策が講じられることと思います。

　現在のところ萩市では感染は確認されていませんが、いつどこで集団感染が発生しても不思議ではなく、予断を許さない状況です。

 　これまで県内で発生している３０例のうちの多くが、出張で東京や大阪など大都市圏に行かれた方を起点とした感染であることから、ウィルスを県内や市内に持ち込まない、いわゆる「水際対策」が今は重要であると考えます。

・萩市では５月１０日までの間、市の施設については可能な限り休館するか、使用を制限します。 

・「宿泊施設の利用助成」は対象を市民の方に限定したばかりですが、１８日から新規受付は中止といたしました。

・市民の皆様は不要不急の外出を控えてください。感染拡大地域への不要不急の移動も控えてください。感染拡大地域から、市内への帰省や来訪等を考えられている方へは、自粛を働きかけてください。
　そして感染拡大地域から、市内へ帰省された方などは、２週間程度、外出の自粛をお願いします。

・日常生活において、密閉空間、密集場所、密接場面の３つの密を避けて下さい。

・そして、こまめな手洗いや咳エチケットを心がけて下さい。

・なお、３７度５分以上の発熱、咳などの風邪の症状が４日以上続く方や、強いだるさや息苦しさがある方は、まず、保健所に連絡してその指示に従って下さい。
　それ以外の方は、ご不安でしょうが、ご自宅で療養をお願いします。

　日々刻々と局面は変わっています。今は市民の皆様の健康と命を守ることが、優先されるべき局面です。そのためには、萩市から新型コロナウィルスの感染者を、出さないことが重要です。

　私どもも、関係機関と連携して、全力を尽くしてまいりますので、市民の皆様とワンチームとなって『がんばろう萩！』を合言葉に、この難局を乗り切ってまいりましょう。

　令和２年４月２０日

萩市長　藤　道　健　二　

※令和3年3月21日執行の萩市長選挙により、3月27日から田中文夫市長に交代しています