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(2)萩の大地のほとんどは、約1億年前にアジア大陸の東の端で起こった大規模な火山噴火でできた

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年4月30日更新

萩の大地の成り立ち

約1億年前、日本列島はアジア大陸の一部でした。

アジア大陸の東の端では、流紋岩マグマが地下の浅いところにマグマ溜りをつくり、リング状の割れ目から激しい火山噴火を繰り返しました。その結果、陸上には厚さ1000mを超える火砕流(火山ガスの中に火山灰や軽石・岩石の破片を浮かべた600℃~800℃の高速の流れ)、火山灰や溶岩の厚い地層ができました。一方、大量のマグマを噴出しなかったマグマ溜りのマグマは、ゆっくり冷え固まって花こう岩になりました。

指月山の画像

指月山。約1億年前の花こう岩でできた山。海岸や山頂に石切り場がある。


萩城跡の石垣の画像

指月山ふもとの萩城跡の石垣。指月山から切りだされた花こう岩。


長門峡の画像

長門峡。1000m以上の厚さの火砕流からなる地層でできている。


佐々並カルデラの画像

長門峡の火砕流は、南西側の佐々並カルデラから流れてきた。


  • 佐々並カルデラでは長い年月の間侵食が進むなどしたため、現在は凹地形を見ることができません。このような地形をコールドロンと呼びます。

参考