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有識者会議で世界文化遺産の推薦候補に選定

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年9月2日更新

 8月27日に、「稼働資産を含む産業遺産に関する有識者会議」(事務局:内閣官房)において、下記の案件が、世界文化遺産の推薦候補として全会一致で選定されました。

推薦候補の名称

「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」

推薦候補の概要

 19世紀後半より20世紀初頭にかけて、日本国は半世紀で産業国家に変貌した。推薦候補は、明治期の重工業(製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業)における急速な産業化の道程を時間軸に沿って証言する産業遺産群(現役産業施設を含む)により構成されている。

エリア及び構成資産数

8エリア28件の資産(8県11市)

うち萩市の資産

「萩城下町」「萩反射炉」「恵美須ヶ鼻造船所跡」「大板山たたら製鉄遺跡」「松下村塾」

これまでの経緯

○平成21年1月5日
 「九州・山口の近代化産業遺産群」がユネスコの世界遺産委員会の暫定一覧表に追加記載。

○平成24年5月25日
 政府が「稼働中の産業遺産又はこれを含む産業遺産群を世界遺産登録に向けて推薦する場合の取り扱い等について」を閣議決定。推薦条件が緩和される。

○平成25年4月23日
 「九州・山口の近代化産業遺産群」世界遺産登録推進協議会の総会(東京)を開催し、推薦書案及び管理保全計画案を承認。同日、国に推薦書案等を提出。

○平成25年8月23日
 文化審議会が開催され、稼働資産を含まない案件については、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が推薦候補として選定。

今後の予定

 世界文化遺産の推薦は各国につき1件となっているため、政府は、9月中に関係する閣僚による会議を開催する等により、推薦案件を調整し、世界遺産条約関係省庁連絡会議により推薦案を取りまとめ、ユネスコ世界遺産委員会に推薦書(暫定版)を提出。