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平成30年9月定例会 市長報告

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年9月5日更新

1.行財政改革の推進について

○ 6月定例会においてご承認いただいた萩市のまちづくりの指針となる萩市基本ビジョンの実現に向けて、既存の業務や事業を見直し、時代に即応した行政組織と行政サービスのあり方を再構築するなど、行財政改革の取組を推進するため、萩市行財政改革推進プロジェクトチームを発足しました。

○ 平成31年度から本格的に行財政改革を進めていくため、「財政の健全化」、「行政サービスの適正化」、「人材マネジメント」の3つを柱とした萩市行財政改革推進基本方針を策定いたします。

○ また、当面の取組として、既存の事業の見直しを行うとともに、公の施設については、冷暖房使用料の減免基準の見直しを行うなど、受益者に負担を求めていくことも検討してまいります。

○ 「施策の選択と集中」による予算配分の重点化及び効率化を図りながら、チャレンジ精神とスピード感を持って、行財政改革に取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。

2.萩まちづくりセッションについて

○ 市民ファーストを基本姿勢とした市政運営とするため、昨年度に実施した萩・移動市長室に続き、本年6月から萩・まちづくりセッションを開催しており、萩地域の10箇所の会場において、600人を超える市民の皆様にご参加いただきました。

○ このまちづくりセッションでは、萩市基本ビジョンに沿って、主要な施策を紹介するとともに、市政に対するご意見、ご提案をお聞きしています。

○ 引き続き、10月から11月にかけて、総合事務所管内の10箇所の会場で開催してまいります。多くの市民の皆様に市政への理解を深めていただくとともに、皆様からのご意見等を参考に、「暮らしの豊かさを実感できるまち」の実現に努めてまいります。

3.平成30年7月豪雨に係る被災市町への職員派遣等について

○ このたびの西日本の各地を襲った平成30年7月豪雨による災害は、発生からおよそ2か月が経過するところですが、今なお多くの方々が、避難所での生活を余儀なくされている状況にあります。

○ 災害発生直後から本市の消防職員及び水道職員を被災地に派遣し、被災者の救助や給水支援を行っており、その後も別紙のとおり支援活動を続けているところです。

○ 萩市は、平成25年7月28日に発生した萩市東部集中豪雨災害におきまして、全国から義援金、救援物資等の多くの支援をいただくとともに、県内外や交流ある都市を中心とした多くの自治体から人的支援もいただきました。これらの支援に対する感謝の意を込め、被災された方々が一日でも早く日常生活を取り戻せるよう、できる限りの支援に取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

4.日本ジオパーク認定に係る現地審査について

○ 日本ジオパーク認定の最終審査となる現地審査が、7月29日から8月1日にかけて、萩ジオパーク構想エリア内の萩市、阿武町、山口市阿東地域で行われました。

○ 今回の現地審査では、須佐ホルンフェルスや弥富の畳ヶ淵でのガイドの様子など、現地における地域の方々の活動について審査が行われるとともに、教育分野での取組や萩市などの関係自治体の取組など多角的な審査が行われました。
 最終日に行われた審査員講評では、地域の活動力の強さに比べ、案内看板などの弱さ等の課題も指摘されたところですが、2年前の認定見送り時に指摘された課題が解消され、地域全体のジオパークへの理解が進んでいるとの一定の評価を受けました。また、「豊かな食を提供できることは素晴らしく、ジオパークの目玉にして欲しい」との期待の言葉もいただいたところです。

○ この現地審査の結果を踏まえ、9月下旬に開かれる日本ジオパーク委員会で認定の可否が決定される予定となっております。日本ジオパーク認定の実現に向け、全力で取り組んでまいりますので、今後とも皆様のご支援、ご協力をお願いいたします。

5.日本版DMOの正式登録について

○ 本年、7月31日に、観光庁より一般社団法人萩市観光協会が日本版DMOとして正式に登録されました。地域DMOとしては、中国地方で初めての登録となります。

○ この登録は、これまでの萩版の取組が高く評価されたものだと受けとめております。なお、今回の登録を追い風に一般社団法人萩市観光協会との連携をより一層強化し、更なる誘客に取り組んでまいります。

6.2019カヌースラローム競技ナショナルチーム最終選考会について

○ 2020東京五輪代表選手の候補となる2019ナショナルチーム指定選手の最終選考会が、平成31年4月20日と21日の両日、川上地域の阿武川特設カヌー競技場で開催されることが決定しました。

○ 本市には、2020東京五輪出場に最も近い選手や有望な選手がおり、オリンピック選手の誕生に期待の膨らむ大会となります。また、本市は、カヌー競技の事前キャンプ地となるよう誘致活動も行っており、注目度の高い本大会の開催は、阿武川特設カヌー競技場を国内外へPRする絶好の機会となります。

○ なお、本大会の開催に係る関連予算については、平成31年度当初予算に計上する予定としておりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。

7.全国藩校サミットについて

○ 平成31年は、萩藩校明倫館の創建300年となる節目の年です。これを記念し、全国の各藩主のご子孫の方々をはじめ、藩校関係者が一堂に会する「全国藩校サミット」をこの萩の地で、秋に2日間にわたって開催することとしております。

○ この全国藩校サミットは、一般社団法人漢字文化振興協会が主体となって、毎年、全国の藩校所在地で開催しております。本年は、今月末に京都府舞鶴市において開催され、その中で、次期開催地「萩」を正式表明する予定です。
 
○ 今後、運営母体となる実行委員会の設立や協賛のお願い等、萩大会開催に向けた諸準備に取りかかることとしておりますので、市民や議員の皆様方をはじめ、市内外における多くの皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

8.平成30年度市財政の見通しと財政の健全化指標について

○ 平成30年度萩市一般会計補正予算(第2号)の提案に当たり、今後の財政見通しを申し上げ、財政運営についてご理解とご協力をいただきたいと存じます。

○ 平成30年度予算は、萩市にとって大きな節目となる明治維新150年を記念する関連事業、地域産業の再生・活性化による雇用の場の創出等により、若年層の定住促進を図る産業振興関連事業、子育てしやすいまちづくりを目指した子育て支援関連事業等を予算化するとともに、国の補正予算を活用して計上した、相島小中学校のトイレ整備事業等の事業費を平成29年度から繰り越しており、これらの予算について年度当初から事業執行がなされているところです。

○ 歳入では、最大の構成比を占める普通交付税が確定し、合併算定替による特例措置が終了し漸減4年目となったことなどから、前年度比5.5%減の105億6,783万9千円となりましたが、予算計上額を確保することができました。なお、今後、算定が本格化する特別交付税については、7月豪雨災害を始め、全国で異常気象等による災害が多発しており、災害復旧の財源として被害が甚大な被災地に優先的に配分されることが予想されますが、その確保に最大限努めるとともに、引き続き市税を始めとした歳入の確保に努め、予算計上した財政調整基金の取崩しの抑制を図ってまいります。

○ 次に、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく財政の健全性に関する比率についてですが、いずれの指標も基準内を示しており、その数値は昨年より好転しております。しかしながら、今後も普通交付税の漸減等により経常一般財源が減少する厳しい状況が続くことから、本格的に行財政改革の取組を推進し、引き続き健全な財政運営に努めてまいります。

9.イージス・アショアについて

○ このことにつきましては、去る6月1日、山口県庁において、陸上自衛隊むつみ演習場をイージス・アショアの配備候補地とし、配備に係る適地調査を実施することについて、大野防衛大臣政務官から説明がありました。当日の限られた時間の中で十分な理解に至らなかった点について、山口県及び阿武町との連名で防衛大臣に対して文書による照会を行い、6月15日付けでその回答を受けたところであります。

○ そして、6月18日及び19日に開催された1回目の住民説明会では、イージス・アショア自体の必要性に関する疑念、また、電磁波による人体や農作物への影響等の不安や懸念など、多くの質疑が出たところです。

○ 更には、6月22日に、山口県庁において小野寺防衛大臣から、イージス・アショアの配備の必要性やむつみ演習場を候補地とした点について説明を受けたところですが、文書回答の内容や住民説明会での質疑応答を踏まえて、更に確認したい点があることから、7月18日付けで、山口県と連名で防衛大臣に対して再度照会を行ったところです。

○ 続いて、7月21日に2回目の住民説明会が開催されたところですが、その時点においても、住民の不安や懸念が解消され、十分に理解が進んだといえる状況ではありませんでした。
 そのため、このまま適地調査に係る開札が行われることは好ましくないと考え、7月23日に開札日の延期と更なる住民説明会の開催について要請し、7月25日に開札日の延期が行われたものであります。

○ これを受けて、私が、8月2日に直接防衛省に出向いて、防衛大臣政務官に対して、むつみ地域の実情を伝えるとともに、再照会した内容も踏まえた再度の住民説明会の開催についてお願いしたところであります。
 そして、8月17日付けで再照会に対する回答があるとともに、8月26日及び27日の3回目となる住民説明会の開催となったものです。

○ 3回目の住民説明会では、電磁波による人体や家畜等への影響やドクターヘリ等の飛行への影響、水源への影響など、地域の住民生活への影響について、これまでよりかなり詳細に説明があり、また、電磁波の影響や水源への影響などについても、防衛機密という制約のある中で、一定の説明がなされたと受け止めたところです。

○ 一方で、出席者からは、イージス・アショアの配備について、北朝鮮情勢が変化する中におけるその必要性、高額な整備費用やミサイルの性能等に対する疑念から、配備自体に反対する声や、電磁波による人体等に与える影響や農作物への風評被害、更には、水源や排水処理等の周辺の環境に与える影響等、多くの不安や懸念の声が上がったところであります。
 このような住民の皆さんの声を聞く限り、現時点では、住民の不安や懸念が解消され、十分に理解が進んだといえる状況ではありませんでした。

○ しかしながら、9月12日には適地調査に係る開札が行われることとなっており、この入札の開始前までに、適地調査についての私自身の考えをお示しする必要があると考えておりました。

○ 私としては、国の防衛政策については一定の理解をしているところですが、この適地調査については、そもそもイージス・アショアの配備を前提としたものではなく、あくまでも適地かそうでないかを調査するものであるとともに、イージス・アショアの配備による周辺環境への影響の有無について、具体的に住民に説明するためにも必要なものであると理解しております。

○ また、適地調査の内容や適地調査の実施による周辺環境への影響については、入札前という制約がある中で、一定の説明がなされ、ボーリング調査についても、水源に影響を与えないようケーシングで孔壁を保護するとされており、今回の開札延期により新たに加わった項目である水質分析の実施により、ボーリング調査の開始前、作業中及び完了後に水質調査を行うとともに、ボーリング調査の開始後に何らかの変化があった場合は、適切に対処するとのことであります。

○ 3回目の住民説明会においても、イージス・アショアの配備については、依然として、住民の皆さんの不安や懸念は払拭されておらず、十分に理解が進んだ状況にはないと承知しておりますが、一方で、適地調査はイージス・アショアについての住民の不安や懸念が解消され、理解を進めていくために必要なものであることから、適地調査の実施については、やむを得ないと考えております。

○ 当然のことながら、適地調査の実施が直ちに陸上自衛隊むつみ演習場へのイージス・アショアの配備決定につながるものではなく、適地調査終了後、地元に対して、適地調査の結果等について、詳細かつ丁寧な説明がなされ、住民の皆さんの一定の理解がなければ、次の段階へは進んでもらいたくないと考えております。

○ なお、適地調査の実施に当たっては、地域住民の不安や懸念の解消のため、(1)適地調査実施前の現地における地域住民に対する説明、(2)万が一ボーリング調査後に水源の水量が大幅に減少した場合における他の水源の確保等の補償、(3)適地調査実施中における地域住民の声に対応するための防衛省職員の萩市への常駐、(4)適地調査の状況や結果についての詳細かつ丁寧な説明等について、防衛省に対して要請してまいります。

○ これまでの住民説明会における住民の皆さんの声を聞く限りでは、現時点においては、イージス・アショアの配備について、地域住民の不安や懸念が解消され、十分に理解が進んだといえる状況には決してありません。

○ このため、今後とも、国の責任において、適地調査の結果も踏まえ、地域住民の安心・安全に対する不安や懸念の払拭に向けて、詳細かつ丁寧な説明を行われるなど、時間をかけ、住民に寄り添った対応に努めていただきたいと考えております。

○ 更に、防衛省においては、6月の第1回の住民説明会開催直後に適地調査の入札公告を実施されたところですが、適地調査の後、住民説明会を重ねて、地域住民の理解が深まる前に、次の段階に移ることのないよう、市としても防衛省に申し入れたいと考えております。