自然に囲まれすすむ、木工職人の道。
東京からUターンされた藤田さん
鳥のさえずり、川のせせらぎが聞こえる静かな自然に囲まれたむつみで、自分の理想を追いかけ、日々、木工職人として、作品を創り続けている藤田浩司さんに、移住に至るまでの経緯や、移住を考えている方へのメッセージなどをお聞きしました。
UJIターンされるまではどのようなことをされていましたか?
大学卒業後、東京でシステムエンジニアとして働いていました。途中1年少々ニュージーランドで生活した後、再び東京でシステムコンサルタントとして働きました。結局11年ほど東京で生活していましたが、新しい生活を求めて東京を離れ、3年半ほどの充電期間を経て木工職人になる道を選択し、訓練校で基礎を学んだ後松江市の造形作家のもとで木工職人として修業していました。
移住を考え始めたきっかけは何ですか?
東京での生活は仕事に関しても、遊びに関しても、とても刺激的で楽しいところでしたが、自然に囲まれた静かな地で、自分の手で創り形となって残っていくものを生み出す仕事がしたいと思うようになりました。そして木工職人を志した当初より、自分の作品を生み出すための自分の工房を開くことが目標としてありました。そのための最低限の技術を身に付けたことを実感できてきたことです。
移住先に萩を選んだ理由は?
木工職人を志す前に、日本全国を旅して移住の地を模索していました。自然に囲まれた地で自然と触れ合うことが出来る生活を求めていましたが、その候補地となっていたのが、山口県(山陰)、島根県、徳島県でした。最終的には故郷である萩を選択しました。
移住するにあたって困ったり悩んだりしたことはありましたか?
工房開設にあたってもっとも気にしていたのが工房から発せられる騒音対策でしたが、周囲に民家のない地を探すのに、かなり苦労しました。
萩に住んでみて(帰ってみて)意外だったこと、驚いたことはありますか?
想像していた以上に、特異な技術・キャラクターを持った方々が多くいらっしゃるのには驚きました。良い刺激をいただいています。
現在、どのように過ごされていますか?
仙人のごとく工房にひとりこもり(笑)、木と向き合って作品を創り出しています。
萩市への移住に関連して、何か要望がありますか?
特にありませんが、UJIターンを考えられている人々に対して、情報発信の機会(ハード、ソフトとも)がもっと多くあれば良いと思います。
最後にこれから移住される人に向けてのメッセージをお願いします。
萩は過去と未来が共存できる可能性を秘めているところです。未来を創り出すのは、今萩に居る人の力はもとより、移住されてくる方々の新鮮な視点・力が重要です。より良い新しい萩を創り出す楽しみを共有できればうれしいです。
※藤田さんへのご連絡はこちらまで。
工房 木象庵〒758-0303 萩市大字高佐下2118
TEL:08388-8-0200
ホームページは http://mokushoan.com