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ジオパーク講座(1)を開催しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年7月10日更新
平成27年6月29日月曜日、午後1時30分から、萩博物館講座室にて、標記講座を開催しました。講師は山口大学大学院理工学研究科の金折裕司教授で、「ジオパーク運動の魁・高島北海」と題し、お話いただきました。萩出身の日本画家である高島北海が、山口県における国の天然記念物指定に関わっていたことはあまり知られていません。北海が長門峡の名付け親であり、須佐湾の指定にも尽力したことをスライドと先生の書かれた小冊子で紹介いただきました。北海は日本人初の地質図を描いた人物であり、農林分野の技官として、日本全国の山々で植物調査に携わりました。離職後、画家となり日本画壇で活躍、名をなしました。晩年、優れた自然景観を保護したいという思いから、当時始まった天然記念物の指定を受けるべく尽力しました。ただ自分ひとりが専門家として頑張るのではなく、その地の開発や観光化にあたっては、該当地の住民からなる保勝会を立上げ、自分の得意分野である画を描き、その売上金をすべて観光開発や道路敷設に充てました。この北海の活動は、地質遺産を中心に「教育・保全・地域振興」の3つの柱で、学び、守り、次代に伝えていく取組「ジオパーク」の運動に重なります。「餘は事實が物を言います」自然に直接触れそして自然と親しむことが地質学者、植物学者、ひいては画家としての高島北海が長年みてきた夢であり、国指定名勝および天然記念物として後世に残すことで、その夢を実現させたのかもしれない、と結んで講演を閉じました。今後、萩ジオパーク構想の見どころ(ジオサイト)についての学習会や見学会を開催して行きます。
講座風景
講座風景