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平成30年度 市長施政方針 4 誇るべき歴史と自然をいかしたまちづくり

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年2月21日更新

(1) ジオパーク活動の更なる推進

 かつて、全国を巡り歩いた吉田松陰先生は“地を離れて人なく、人を離れて事なし、故に人事を論ぜんと欲せば、先ず地理を観よ。”と説いています。このことからも、萩の魅力を再発見できるよう、萩の大地を地球目線で見つめ直すことが必要です。

 本市の魅力は、歴史と文化に加え、海や山、豊かな自然にあります。

 過去1億年のマグマの活動が生み出した萩の大地は、萩ならではの歴史や文化の形成並びに人々の生活や産業にも大きな影響を与え、私たちの繁栄を支えてきました。

 本市では、阿武町や山口市と共に、萩ジオパーク構想として、地域の地質遺産を活用した、地球の視点で萩らしさが「見える」「伝わる」まちづくりを市民の皆様と一体となって推進しているところです。

 これまで各地域で培ってきた活動を踏まえ、市民の皆様と共に、地域の地質遺産を保全する仕組みをつくり、大地と人のつながりを学び、ガイド養成や体験プランの開発等によるジオツアーの商品化に取り組みます。また、萩の大地が生む農水産物、食、工芸などの産業とつながる活動を展開いたします。

 これらの取組を全国に発信し、活動推進の弾みとするため、日本ジオパークネットワークへの加盟認定を目指してまいります。

 (2) 萩らしい景観を形成する文化財の保存と活用

 本市が全国に誇る史跡や歴史的建造物、天然記念物、町並みなど多様な文化遺産とこれらを保存する取組は、萩の大きな強みであり、全国的にも注目されているところです。また、文化庁においては、保存のみにとどまらず、活用することにより、観光資源としての魅力を高める取組などを後押ししています。

 このようなことからも、市組織において、観光政策部を新たに設置し、本市が有する貴重な世界遺産をはじめとする文化遺産の保存と活用の取組を一層深化するとともに、産業振興やひとづくりと連携させた「萩まちじゅう博物館構想」の新しい展開を図ってまいります。

 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の5つの構成資産については、建築や考古などの分野における専門家等の意見を踏まえて、修理や活用の方針、方法等を定めた修復・公開活用計画を策定いたしました。

 世界遺産としての適切な保全を行うとともに、関係する8県11市で構成する世界遺産協議会等と連携して、引き続き、理解増進及び活用の推進を図ってまいります。

 民間所有の文化財や4つの伝建地区においては、伝統的建造物の保存、整備により、積極的な活用が展開されるよう支援してまいります。また、各地域の文化財が、地域振興や人づくりにつながっていくよう関係機関等と連携を図ってまいります。

 平成16年の景観法の施行により、本市では、いち早く景観計画や屋外広告物等に関する条例を制定し、市民の皆様と共に、萩らしい、歴史と自然に調和した良好な景観形成に努めてまいりました。

 これまでの取組を継承しつつ、産業振興と景観形成の調和を図るため、景観計画及び屋外広告物等に関する条例で定める基準等について、守るべき部分はしっかり守り、変えるべき部分は変えていく姿勢のもと、内容の見直しを行ってまいります。

(3) 萩版DMOを中心とした観光地域づくり

 明治維新150年の記念の年を迎え、維新胎動の地である萩の魅力が、多くの媒体を通じて紹介されています。

 この追い風を新たな客層の開拓やリピーター客確保の好機ととらえ、観光地域づくりの中心的な役割を担う萩版DMOの取組を強化してまいります。観光客による市内での消費の拡大を目指すとともに、観光客の満足度を高める取組などにより、滞在型観光を推進し、宿泊観光客の増加と地域経済の活性化を目指してまいります。

 インバウンド対策として、Wi-Fiの整備や案内板等の多言語化、宿泊施設の客室洋室化などの施設整備に伴う経費を支援するとともに、山口宇部空港においてチャーター便の運航実績のある台湾での商談会など、情報発信の強化に取り組んでまいります。

 また、平成30年度においても、10回の外国客船の寄港が予定されています。更なるインバウンド需要を喚起するため、外国人観光客に向けた歓迎のおもてなしを行い、萩の印象を高めるなど、積極的な誘致を行ってまいります。

 宿泊客誘致やオフシーズン対策として、教育機関や企業等が、研修等を開催する際の費用の一部を助成することにより、研修旅行や文化・スポーツイベント等の誘致を積極的に展開してまいります。

 また、明治維新150年を記念し、「着物イヤー」として、1年を通じて、着物と町並みを活用したプロモーション事業を支援いたします。

 更に、観光による経済効果を市全域の多様な分野へ波及させるとともに、萩ならではの資源をいかし、都市と地域が交流する「ふるさとツーリズム」を推進してまいります。

 昨年3月に開館した「萩・明倫学舎」については、2月9日には開館以来の入場者が30万人を突破し、当初の目標を大幅に上回る盛況振りとなっています。引き続き、来館者への心のこもったおもてなしに努めるとともに、萩の歴史、文化、自然をはじめ食や産品など、萩ならではの魅力を発信してまいります。

 併せて、萩観光の起点施設として、観光関係者との連携を図りながら、市内全域への周遊観光を促進する取組を行うなど萩の観光振興に努めてまいります。

 本市が有する7つの道の駅は、「萩ブランド」を広く周知、販売する場であると同時に、賑わいを生む交流拠点施設としての役割を担っています。

 道の駅「ゆとりパークたまがわ」においては、昨年12月に先行してオープンした特産品直売所に続き、本年1月に開業したレストランも人気を博しており、2月のリニューアルオープンにより、更なる賑わいの創出が期待されているところです。

 川上地域の観光主要施設である阿武川温泉においては、休業していた併設のレストランの経営者を本年1月に決定したところであり、併せて、泉源の湯量を確保するための対策についても行ってまいります。

 須佐地域においては、JR須佐駅前の「ふれあいステーション須佐」を改修、増築し、地域の魅力を発信するとともに、「須佐男命いか」をはじめとする特産品等を販売し、地域産業の活性化を図ってまいります。