萩市男女共同参画推進条例を制定しました

▼条例制定の目的

　萩市は、誇るべき歴史と美しい自然が織りなすふるさとを愛し、心のよりどころとなる、あたたかいまちを目指し、市民自らが考え、主体的に取り組む市民本位のまちづくりに取り組んできました。

　この将来像に向けたまちづくりを更に進めていくためには、男女が社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野の活動に参画し、共に責任を担う男女共同参画社会の実現が不可欠です。市、事業者及び市民が協働し、男女共同参画に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、この条例を制定します。

▼条例制定の経緯

　萩市は、平成17年7月に萩市男女共同参画推進懇話会を設置し、平成19年3月に萩市男女共同参画プランを策定するなど、男女共同参画社会を実現するため様々な施策に取り組んできました。平成23年度までに33.3％の達成を目指した審議会等の男女の参画率については、平成22年4月1日に33.8％に到達し、取組の成果は徐々にあらわれています。

　また、平成21年7月には、定額給付金および子育て応援特別手当を受け取ることが困難なＤＶ被害者等に対して、定額給付金給及び子育て応援特別手当相当の萩市ＤＶ被害者等生活支援金を給付し、ＤＶ被害者の生活支援を実施し、先進的な事業にも積極的に取り組みました。

　しかし、一方で、性別による固定的な役割分担意識やそれに基づく社会慣行など、家庭、職域、地域のさまざまな分野には、解決しなければならない課題があります。男女の人権が尊重され、社会経済情勢の変化に対応できる豊かで活力ある男女共同参画社会の実現に向けて様々な施策に取り組む中、萩市が未来に向かって発展し、市民一人一人が輝き、心豊かに健やかに暮らすためには、なお一層の努力が必要です。

▼条例の主な内容

1.男女共同参画を推進するため、7つの基本理念を定めています。

2.市の責務、市民及び事業者の役割を明らかにしています。

3.男女共同参画推進に関する基本計画を策定し、基本計画に基づき男女共同参画を推進します。

4.萩市の附属機関として萩市男女共同参画推進審議会を設置します。