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平成26年度 萩市消費者セミナーを開催しました!

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年8月9日更新

 8月9日(土曜日)、萩市民館大ホールにおいて、「弁当の日」を提唱されている竹下和男氏をお迎えして、「子どもの“できる”の引き出し方~今、私たちがしてあげられること~」と題し、萩市消費者セミナーを開催しました。

 竹下和男氏といえば「はなちゃんのみそ汁」。生前音楽の先生をしていた、はなちゃんのお母さんの歌う「ハナミズキ」の曲に合わせて次々スライドが映されると、会場全体からすすり泣く声が聞こえてきました。
 また、竹下氏は、「子どもは置かれた環境に適応する。菓子パンとジュースを与えられて育った子どもは、そういう食事が当たり前だと思うのです。それに、“あなたは勉強だけしていればいい”と言われて育った子が、大人になっていきなり“家事をやりなさい”と言われても出来なくて当然。子どもが家事を手伝いたがった時、自分でやった方が早いからと、子どもにやらせない親が多い。それは、子どものチャンスを奪っていることになるんですよ」とも話されていました。
 子どもだけで買い出しから後片づけまですべて行う「弁当の日」の取り組みに関しても、「学校で弁当の日が実施され、『何でこんなことをしないといけないのか』と思う子も確かにいる。しかし、いざ社会に出た時、他の子は料理が出来ず外食ばかりなのに、私は自分で作って食べることが出来る。それに気づいたとき、初めて『あれは意味のあることだったんだ』と解るのです」とも話されていました。                                        

 竹下氏は、「誰かのために頑張り、喜んで貰えた時、子どもの心は大きく成長する。親は、子どもの成長するためのチャンスを奪ってはいけない」と繰り返し教えてくれました。参加された皆さんは、一様に気持ちを新たにされ、「もっと早くこの講演を聞きたかった。今からの子育てに活かしていきたい」と話されていました。

会場風景   セミナー風景   萩にゃんと子ども

はなちゃんのみそ汁とは…

 はなちゃんのお母さんは乳がんを患い、再発を抑える薬を飲んでいる最中にはなちゃんを授かりました。お腹の赤ちゃんを産むためには、薬を止めなければならない。薬を止めれば、高確率で癌は再発する。自分の命より、はなちゃんの命を選んだお母さん。そして、5年後、癌は再発してしまいます。
 「私が居なくなったら、この子はちゃんとした大人になることが出来るのだろうか?今、私がこの子にしてあげられることはなんだろう?」 お母さんは、心を鬼にして、5歳のはなちゃんに掃除、洗濯、整理整頓、そして、料理を作ることを教え始めました。
 それから5か月後、お母さんは亡くなりますが、はなちゃんは毎朝、保育園に行く前に鰹節を削って、お父さんのためにお味噌汁を作ります。天国のお母さんとの約束のため、そして、お父さんの喜んでくれる顔が見たいため…。6年生になった今でも、毎朝、鰹節を削り、お味噌汁を作っています。