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冨川家住宅保存修理工事の現場見学会を行いました。

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年6月14日更新

 平成30年6月9日(土)、史跡萩城城下町の冨川家住宅において保存修理工事の現場見学会を行いました。

1 はじめに

 国指定史跡萩城城下町の江戸屋横町に所在する冨川家住宅は、近年、仲間部屋(ちゅうげんべや:武士に仕えて警護や雑務に従事した仲間の居住空間)・表門・塀等の老朽化が進み、雨漏りや蟻害による破損及び建築部材軸部の沈下や傾斜が著しくなったため、平成29年度から所有者が文化庁・山口県・萩市の補助金を活用して保存修理工事を行っています。

 今回の見学会は、仲間部屋の組立工事の途中ということもあり、建物の内部構造を理解するのによい機会となりました。

2 見学会の様子

 まず、萩市職員が修理現場周辺の土地や建物の変遷について江戸時代前期・中期・後期の古絵図を比較しながら説明を行いました。

 その後、仲間部屋内部へと移動し、萩市職員及び施工業者が土壁の塗り替えの進み具合や解体前から使用されていた古材と新たに補足した部材の使い分けの状況等について説明を行いました。

 この他、今回は仲間部屋の二階部分を見学することもできました。普段はなかなか経験することのない、高い視点から木戸孝允旧宅や青木周弼旧宅などの城下町の景観を望むことができる貴重な機会となりました。

古絵図を比較した説明仲間部屋内の見学

 【写真1】古絵図を比較しながらの説明                      【写真2】仲間部屋 和室周辺の見学

仲間部屋台所付近の見学仲間部屋二階から木戸孝允旧宅を望む。

 【写真3】仲間部屋 台所周辺の見学                       【写真4】二階から木戸孝允旧宅を望む

3 おわりに

 当日は梅雨の晴れ間となり、45名の方々にご参加いただきました。市民の皆様に加え、旅行で萩を訪れた各地の方々(千葉県・愛知県・大阪府・福岡県・長崎県など)にも多く立ち寄っていただくことができました。

 見学会を通して、現代の職人が解体作業の中で破損状況や当時の組立痕跡などを把握し、復旧作業の中で可能な限り建築当時の姿に近づけていることや、傷んだ古い建築部材を埋木(うめき)や矧木(はぎき)の技術を駆使して再用し、最大限当時のものを次世代に継承していこうと苦心しているところをご理解頂けていれば幸いです。

 今後は、平成31年3月の完成に向けて引き続き、仲間部屋・表門・塀等の保存修理を進めていく予定です。なお、普段は修理工事が行われていますので危険です。また、私有地でもありますので許可なく現場内へ立ち入らないよう、ご理解・ご協力をお願いいたします。

 

■アンケート結果

 現場見学会参加者を対象にアンケートを実施しました。有効回答数は33でした。ご協力ありがとうございました。以下に結果を掲載します。

(1)住まい 萩市内…20 県内…0 県外…13

(2)性別  男…21 女…12 

(3)年齢  10代…1 20代…1 30代…1 40代…4 50代…8 60代…4 70代…4 80代…2 無回答…8 

(4)交通手段 徒歩…10 車…18 自転車…3 バス…1 その他…1 

(5)周知方法 市報…16 新聞…3 その他・・・14