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歴史的まちなみ保存の取り組み

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月10日更新

萩市の特色ある施策の紹介

歴史的まちなみ保存の取り組み

(担当課:文化財保護課)

事業内容

  重要伝統的建造物群保存地区や、史跡指定地域の歴史的景観を保存する取り組み。

目的

 萩市には武家屋敷や土塀、町家、蔵などの藩政時代の町の姿や歴史的な遺産が数多く残っており、今でも江戸時代の地図がそのまま使えるほど歴史的まちなみを有する数少ない都市である。市内でも特に歴史的まちなみが良好に残る「重要伝統的建造物群保存地区」や「国指定史跡萩城城下町」の歴史的景観の保存に努めるとともに、市民と協働して保存活動に取り組む。

特色

菊屋横町 萩市は、数多くの歴史的遺産に恵まれ、特に史跡やまちなみの保存には、古くから取り組んできた。城下町の一部は、昭和42年(1967)に「史跡萩城城下町」に指定され、その後4回に渡って追加指定がなされた。この地区は、御成道に面して、国指定重要文化財である菊屋家住宅、菊屋横町、伊勢屋横町、江戸屋横町の三条の小路に沿って高杉晋作誕生地、国指定史跡木戸孝允旧宅などや、なまこ壁の土蔵、門が連なっており、城下町としての歴史的景観が保たれている。
 また、昭和50年(1975)の文化財保護法の改正により、歴史的まちなみが文化財の1つとして定義されると、「伝統的建造物群保存地区」の制度が定められ、萩市では昭和51年(1976)に堀内地区と平安古地区が全国で最初の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された。その後、現在までに合わせて4地区選定されており、これは京都市・金沢市と並び全国最多を誇る。
 このように萩市は先達から受け継いだ歴史的まちなみを大切な遺産として、地域住民とともに保存し後世に引き継ぐための活動を行っており、近世を代表する歴史的都市として国内外の高い評価を受けている。

課題

 保存地区住民に対する伝統的建造物や歴史的景観の保存意識の更なる啓発と、これらを活かしたまちづくりの推進。各伝建地区間のネットワーク作りと情報共有。
 史跡指定地内において案内図の設置等、ガイダンスの充実をはかる。史跡指定地周辺の追加指定を検討し、歴史的景観の保存活用の推進。

関連条例

 萩市文化財保護条例萩市伝統的建造物群保存地区保存条例