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「津波警報」の表現

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年5月28日更新

気象庁が発表する津波警報や津波情報の内容が平成25年3月7日から変わります

 気象庁では、平成23年3月11日に発生した東日本大震災による津波被害の甚大さから津波警報等の改善を行い、3月7日12時より新基準での運用を開始します。

港に津波が押し寄せる様子

港に津波が押し寄せる様子 ※写真:総務省消防庁資料(東日本大震災)

■ 津波警報・注意報等の主な変更点

(1)マグニチュード8を超える巨大地震の場合、正確な地震規模をすぐに把握できないため、地震発生後3分程度で発表される第1報では、その海域における最大級の津波を想定して、「巨大」、「高い」という言葉で発表し、非常事態であることを伝えます。この場合、東日本大震災クラスの津波が来ると思って、ただちにより高いところに避難してください。
正確な地震規模が分かった場合は、大津波警報(5m、10m、10m超)、津波警報(3m)、津波注意報(1m)で発表します。
※これまでは予想津波高を8段階(0.5m、1m、2m、3m、4m、6m、8m、10m以上)で発表していましたが、予想される高さが大きくなるほど誤差が大きくなること等を踏まえ、5段階(1m、3m、5m、10m、10m超)に集約されました。

<津波警報・注意報の分類と、とるべき行動>

 

           

予想される津波の高さ

とるべき行動

高さの区分

 数値での発表 

 巨大地震の場合の表現 





 報 

10m~

 10m超   

巨大

沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。
津波は繰り返し襲ってくるので、津波警報が解除されるまで安全な場所から離れないでください。

5m~10m

10m

3m~5m

5m




1m~3m

3m

高い



注意

 0.2m~1m 

1m

(表記しない)

海の中にいる人は、ただちに海からあがって、海岸から離れてください。
津波注意報が解除されるまで海に入ったり海岸に近付いたりしないでください。

(2) 大津波警報や津波警報の発令時、観測された津波の高さを見て、これが最大級と誤解しないように、津波の高さを数値で表わさずに「観測中」と発表する場合があります。「観測中」と発表されたら、これからより高い津波が来ると考えて警戒を続けてください。
※津波は何度も繰り返し襲ってきて、後から来る津波の方が高くなることもあります。

津波から命を守るために!

震源が陸地に近いと津波警報が津波の襲来に間に合わないことがあります。
海のそばで「強い揺れ」や「長くゆっくりとした揺れ」を感じた時は、津波を意識して自らの判断で高台等に避難してください。

○ 変更点の詳細は以下のリンク先でご確認ください。

 津波警報の改善について-気象庁HP-

 リーフレット「津波警報が変わります!」-気象庁HP-

○ 津波に関するリンク

 津波について(よくある質問)-気象庁HP-