萩市・下田市姉妹都市締結30周年記念特別展

『宝島』の作者 スティーウ゛ンスンがつづる吉田松陰伝

 今年は、萩市と下田市が姉妹都市になって30周年の記念の年にあたります。両市を結ぶきっかけをつくったのは、萩が生んだ維新の先覚者吉田松陰です。松陰は下田でアメリカへの密航を企て、失敗には終わりましたが、その強い意志と勇気は、後につづく若者たちに大きな感動を与え、日本の近代化を推し進める人材を数多く育てました。しかし意外にも、松陰の生涯を語り継ぐための伝記を最初に書いたのは、日本人ではなくイギリス人でした。その世界最初の松陰伝ともいえる「ヨシダ・トラジロウ」を書いたのは『宝島』や『ジキル博士とハイド氏』などの作品を通じて、日本でもおなじみの文豪 R・L・スティーウ゛ンスンです。本展覧会では、なぜスティーウ゛ンスンが松陰の存在を知り、どのような松陰伝を描き出したのか、また彼の人生に松陰がどのような影響を与えたのかを、スティーウ゛ンスン自身がつづった文章、及び様々な関連資料によって解き明かします。そして、彼らがのこした日本および日本人への熱いメッセージを、子どもたちにもわかりやすく紹介します。


平成17年7月9日(土)〜9月4日(日)

■特別ギャラリートーク

「君たち、冒険の旅に出てみないかい?」

日時
 7月9日(土) 午前10:00〜11:00
講師
 よしだみどり先生(スティーウ゛ンスン研究家)
会場
 萩博物館 企画展示室 (入館料が必要です)
対象
 小学校4年生以上(保護者同伴可)
備考
 要予約 (定員30名)

■姉妹都市締結記念パネルディスカッション

「松陰の下田踏海とスティーウ゛ンスン」

日時
 7月9日(土) 午後1:30〜3:00
パネラー
 佐々木忠夫先生(下田市史編纂委員会)
 松田輝夫先生(史都萩を愛する会会長)
 よしだみどり先生
会場
 萩博物館 講座室 (無料、先着100名)
■会場
 萩博物館 企画展示室
■後援
 下田市、下田市教育委員会
■協力
 松陰神社
 松陰神社宝物館建設準備室
 下田開国博物館
 東京工業大学
 平戸観光資料館
 
■お申込・お問い合わせ
 萩博物館 0838-25-6447