萩市・下田市姉妹都市締結30周年記念特別展
今年は、萩市と下田市が姉妹都市になって30周年の記念の年にあたります。両市を結ぶきっかけをつくったのは、萩が生んだ維新の先覚者吉田松陰です。松陰は下田でアメリカへの密航を企て、失敗には終わりましたが、その強い意志と勇気は、後につづく若者たちに大きな感動を与え、日本の近代化を推し進める人材を数多く育てました。しかし意外にも、松陰の生涯を語り継ぐための伝記を最初に書いたのは、日本人ではなくイギリス人でした。その世界最初の松陰伝ともいえる「ヨシダ・トラジロウ」を書いたのは『宝島』や『ジキル博士とハイド氏』などの作品を通じて、日本でもおなじみの文豪 R・L・スティーウ゛ンスンです。本展覧会では、なぜスティーウ゛ンスンが松陰の存在を知り、どのような松陰伝を描き出したのか、また彼の人生に松陰がどのような影響を与えたのかを、スティーウ゛ンスン自身がつづった文章、及び様々な関連資料によって解き明かします。そして、彼らがのこした日本および日本人への熱いメッセージを、子どもたちにもわかりやすく紹介します。 |
平成17年7月9日(土)〜9月4日(日) |
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