長州萩に生まれ、吉田松陰に師事し、奇兵隊を率いて外国や幕府と戦った高杉晋作。土佐を脱藩し、薩長間を奔走して海援隊を結成した坂本龍馬。
血と砲煙の臭いに満ちた幕末を、日本を救うという志を立て、さわやかに走りぬけた二人の青年の生きざまは、いまも多くの人々を魅了してやみません。第二次幕長戦争(四境戦争)のさなか、晋作のもとに龍馬は蒸汽船乙丑丸(いっちゅうまる)に乗り駆けつけ、共闘します。しかし晋作も龍馬も明治と言う新時代を見ることなく、この世から去ってゆきました。
二人の子孫が大切に伝えた史料の数々が、没後百四十年を経て、初めて一堂に会します。この機会にぜひ、幕末の青春の息吹に触れてみてはいかがでしょう。 |