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世界遺産登録記念企画展
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明治日本の産業革命遺産と萩
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明治維新の原点。ニッポンの近代化はこのマチから始まった。
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と き
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平成27年9月19日(土)〜平成27年11月29日(日)
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ところ
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萩博物館 企画展示室
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平成27年(2015)、萩市の資産を含む「明治日本の産業革命遺産―製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業―」が世界文化遺産に登録されました。本遺産は、日本がわずか50年ほどの短期間で、急速に近代化・工業化を実現していった過程を視覚的に物語るものです。
この企画展では「明治日本の産業革命遺産」における萩の5資産の位置づけを紹介し、幕末の萩(長州)藩が取り組んだ工業化の試行錯誤から明治政府の工学教育へと流れる一連の軌跡を明らかにします。
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主な展示品
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萩城跡絵葉書 萩博物館蔵
明治中期以降の撮影とみられる。萩城は、毛利氏の居城として慶長9年(1604)に築城が開始され、慶長13年に完成した。約260年にわたり萩(長州)藩の政治の中心であった。明治政府は、統一国家を建設する過程で、明治6年(1873)に全国の不要な城の払い下げを指示し、萩城は明治7年に解体された。石垣を残すだけとなった萩城跡は、明治維新、すなわち封建社会の終焉と近代社会の始まりを視覚的に表す。昭和26年(1951)国の史跡に指定された。
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萩反射炉絵葉書 萩博物館蔵
1920年頃、すなわち大正期に撮影したと推測されるもので、萩反射炉の正面の様子を伝えている。安政3年(1856)に萩(長州)藩が試作した反射炉で、煙突の前方にあったはずの炉部分はすでに確認することができない。向かって右側の煙突の上端に、レンガの一部が崩落した形跡が見受けられるが、明治31年(1898)の地震によるものと考えられる。萩反射炉は大正13年(1924)史蹟名勝天然紀念物保存法により国の史蹟に指定された(現在は史跡と表記) |
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松下村塾写真 萩博物館蔵
1900〜10年代、すなわち明治後期に撮影されたものとみられる。吉田松陰は、安政3年(1856)実家杉家に幽囚中に事実上の松下村塾を発足させた。門人が増加したため、翌年、杉家宅地内のこの建物を塾舎とした。松陰は、国勢振興のためには身分を問わず人材を集め、実技を重視した作業場も付設すべきであると論じており、工学教育の必要を説いた先駆者といえる。大正11年(1922)杉家(吉田松陰幽囚ノ旧宅)とともに、国の史蹟(史跡)に指定された。
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海国図志 萩市立萩図書館蔵
清(中国)の魏源が編纂し道光22年(1842)に刊行された。清の大臣林則徐は、アヘン戦争敗北後、自ら収集した外国事情に関する資料を魏源に託した。魏源は世界地理・歴史書として『海国図志』を編纂・増補し、のちに日本にも輸入された。松陰は野山獄中で熟読・筆写し、諸外国の政治・経済・産業・軍事など広範な知識を吸収して欧米に対する危機感を高めた。松陰は、松下村塾で門人たちに、『海国図志』や『坤輿図識』から得た知識を熱く説いて聞かせた。
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萩(長州)藩密航留学生集合写真 萩博物館蔵
萩(長州)藩密航留学生集合写真 萩博物館蔵 ※写真パネル展示
萩(長州)藩は文久3年(1863)、5名の藩士をイギリスへ密かに送り込んだ。彼らは「生きた器械」になって帰国するとの決意を抱き、ジャーディン・マセソン商会の仲介で横浜港から4ヵ月以上かけて現地に渡った。彼らは、ロンドン大学の聴講生となって分析化学を中心とする自然科学系の授業や実験に参加し、また工業国の実情を見聞した。松下村塾門人の伊藤博文、直接の門人ではないが伊藤と親交のあった井上馨、山尾庸三は、明治政府の工業化政策を牽引した。
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チラシPDFダウンロード
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チラシのウラ
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展示目録ダウンロード |
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■関連イベント
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平成27年10月3日(土)
13:30〜15:00
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特別講座「明治日本の産業革命遺産」の過去・現在・未来
福岡市博物館長 有馬 学先生
参加費:無料
場所 :萩博物館講座室
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平成27年9月19日(土)、10月17日(土)、11月21日(土)
14:00〜15:00
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展示担当者が解説します。
参加費:無料
開始時間の5分前に企画展示室入り口にお集まりください。
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■開館時間
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午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
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■休館日
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なし
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■観覧料
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大人510(410)円 高校・大学生310(240)円 小・中学生100(80)円
( )内は【団体割引】20名以上 【障がい者割引】の料金
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■年間パスポート
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無料
※年間パスポートをお持ちの方は何度でもご観覧いただけます。
年間パスポートのご案内はこちらから
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■駐車場
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普通車93台 バス8台
有料(普通車:1回310円 大型車:1回1,030円)
※萩市民は無料
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■お問合せ
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萩博物館 TEL:0838-25-6447
E-mail
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※会期や内容は変更する場合があります。ご了承ください。
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>> 催し物のご案内トップ
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