嘉永6年(1853)のペリー来航を契機として、わが国は、欧米列強が牛耳る国際社会への参入を開始しました。その過程で、吉田松陰はアメリカへの密航を企てるも失敗します。しかしその後、長州藩からは海外渡航を果たす者があいつぎました。なかでも、文久3年(1863)にイギリスへ秘密裏に留学した伊藤博文・井上馨・山尾庸三・井上勝・遠藤謹助の5人は、日本の近代化に貢献した役割の大きさから、現在では「長州ファイブ」と呼ばれています。5人は、日本人の海外渡航が禁止されている状況のもと、あえて国禁を犯して密航したのです。本特別展では、彼らがなぜ危険をかえりみず海外へ渡ったのか、開国により生じた長州藩内外の混乱の様子とともに紹介します。
◆ギャラリートーク開催◆
★10月27日(土)、11月10日(土)、11月23日(祝・金)
それぞれ午後2時から。参加料無料(ただし観覧料は必要となります)。
担当学芸員が展示解説をします。開始5分前に企画展示室入口にお集まりください。
◆関連イベント◆
講演「明治維新をどう読み解くか」
★11月3日(土) 午後1時30分〜3時
講師/道迫真吾(当館主任学芸員)
共催/史都萩を愛する会
◆ダウンロード資料◆
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▼出品目録ダウンロード(pdf) |