No.23 昭和天皇の巡幸(市内、昭和22年)



昭和天皇の巡幸(市内、昭和22年)

 終戦間もない昭和21年(1946)元日、昭和天皇は「人間宣言」をされ、翌月から順次、全国を訪問された。萩市においでになったのは翌22年の12月1日。東萩駅に着かれ、県農業会萩加工場を視察のあと新川、吉田町、東田町通りの沿道や奉迎場の土原グランドで多くの市民に迎えられた。同夜は21年前に来萩された時と同じ毛利家別邸にお泊まりになり、翌日昼過ぎ今度は萩駅からお発ちになった。わが「萩市報」は、市民が「天皇陛下のお元気なお姿を拝し、平和日本の再建を誓った」と書いた。市民は皆貧しかったが、未来があった。21世紀の船出の今、私達はどう未来を描くのか。