No.33 ごみを収集するオート三輪 (昭和28年、市内)



ごみを収集するオート三輪 (昭和28年、市内)

 戦後のこの頃はまだこんな小さなオート三輪車でごみ収集が間に合っていた。この年、萩市では初めて西ノ浜にごみ焼却場を建設、塵芥車を走らせた。写真をみると、枠をつけた荷台へ木箱からごみをあけているようだ。長いごみ戦争の始まりである。生活が豊かになるにつれ、ごみの量は急速に増えてゆく。昭和49年、椿東二瀬川に1日60tの処理能力をもつ施設をつくった。広域市町村圏組合萩清掃工場だ。これは関係住民の反対運動で長く裁判がつづいた。63年には隣地に焼却能力80tの新鋭工場を建てた。不燃物埋立地・埋立処分場も次々に必要になった。ごみ問題はいま環境面からも資源面からも市民・人類が最もきびしく対応を迫られている。