No.34 萩市の特設ニュースカー (昭和20年代、市内)



萩市の特設ニュースカー (昭和20年代、市内)

 戦後日本の大テーマは民主化だった。そのためには市民へ情報を流し、理解してもらわねばならない。萩市も市役所土木課の小型トラックに看板と拡声器をとりつけ、ことあるごとに広報活動に走らせた。写真は3月の「租税完納必成運動」で「税金はすぐ市役所へ納めましょう」「税金は明るい市政を咲かすもと」と呼び掛けている。写っている子供たちの服装も家並も戦後の貧しさからまだ抜け出していないかのようだ。さて、平成13年の今、萩市役所には税務、水道、下水、保健センターなど部門ごとに11台の広報車がある。狭い道が多いから、半数は軽自動車という。先日、その1台に「こんにちは国保です。納めて安心 国保料」とあった。