平成20年「山口あぶトマト」出荷始まる
新品種「麗夏」
中後地方最大級のトマトの生産地で「山口あぶトマト」の出荷が始まり、関係者100人が出席して、7月1日、高俣トマト選果場で出発式がありました。
生産者のトマト部会の皆さんは、全員エコファーマーの認定を受け、産地全体で安全・安心なトマトを皆さんにお届けしようと生産に取り組んでいます。
高俣地区では、品種「桃太郎」を長年栽培していましたが、昨年から鮮やかな赤色が特徴の新品種「麗夏」の栽培も始め、今年は栽培面積の4割を占めています。
会長の吉岡烝さんは、「消費者は国内産の物を求めている、皆さんにおいしいトマトを十分に提供できるよう頑張りたい」と言われていました。
今年は、出荷量1,300t、販売額3億4千万円をめざします。
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▼山口あぶトマト
むつみ地域のトマト栽培は、昭和62年、農家の女性が空きハウスを活用した雨よけトマト栽培を始めたことに始まります。
平成17年、県内2大夏秋トマト産地の高俣トマト部会の「たかまた」とJA山口中央阿東部会の「阿東夢」が、行政や農協の枠を越えて産地統合し、ブランド名を「山口あぶトマト」として生まれ変わりました。
県内最大の産地であり、中国地方でも最大級の産地として市場の評価と期待が高く、トマトは高い糖度と酸味の少なさで高い評価を受けており、国の野菜指定産地に指定されています。