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緑のカーテン作りに挑戦してみませんか

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年4月21日更新

◆はじめよう!緑のカーテン!

 萩市では、身近にできる地球温暖化対策の一つとして、緑のカーテンの普及促進を行っています。

川上小学校緑のカーテン須佐元気なまちづくりネット緑のカーテン

 

 地球温暖化の原因となっている二酸化炭素を光合成により吸収したり、大気汚染物質を浄化する力を持つだけではなく、節電や省エネに有効で、涼しさを演出する「緑のカーテン」を、あなたも育ててみませんか?

 「緑のカーテン」とは、ゴーヤやアサガオ、ヘチマ、ニガウリなど、つる性の植物を窓の外に這わせてつくる自然のカーテンです。花や緑を楽しみながら手軽に家庭で取り組める夏の省エネ対策のひとつです。夏の日差しを遮ることで室内の温度上昇を抑え冷房効果が向上するほか、見た目からも涼しさ・自然の癒しを感じることができます。

緑のカーテンはなぜ涼しいのか

〇 葉の蒸散作用でカーテンを冷やす

 植物は日が当たると、根から吸収した水を葉の気孔という穴から水蒸気にして出すことで、葉の表面温度を下げています。このはたらきを「蒸散作用」といいます。水蒸気が周囲の熱を奪うため、葉の温度上昇が防がれるので、カーテンは暑くならず,葉から室内への放射熱も防ぎます。

〇 ​家の周りの表面温度の上昇を抑える

 強い日射を受けて表面温度が高くなった地面や壁などから放出される熱も暑さの原因です。この放射熱により室温以上に体感温度(人の肌が感じる温度)が上昇し、さらに暑さを感じることになります。そのため、緑のカーテンで地面や壁への日射を遮れば,放射熱の発生と侵入の両方を防ぐことができます。

〇 ​窓からの日射の侵入を防ぐ

 日射が窓から室内に差し込むと、室内の温度は大きく上昇します。緑のカーテンで窓からの日射を遮れば、日射が持つ多くの熱エネルギーの多くをカットして,室温の上昇を防ぐことができます。

■緑のカーテンの作り方​

1.土の準備

 プランターの場合・・・
 プランターの底が見えなくなるくらいボラ土などの鉢底石を敷きます。その上に市販の培養土と肥料を入れます。ピートモスなど水持ちの良いものを土に混ぜておくと水やりの回数を減らすことができます。

 庭に直接植える場合・・・
 20cmくらいまでの深さまで良く耕して,ごみ・石・植物の根などを取り除き,腐葉土もしくは堆肥とカキガラ(卵の殻やアサリの殻でもOK)を3~5割混ぜ込みます。

2.苗をプランターに植える

 ポットから根を傷つけないように優しく、プランターに植え替えます。 苗と苗の間隔を、アサガオは12~15cm、ゴーヤーは20~30cmあけてください。 (庭に直接植える場合はもう少し間隔をあけるとよいでしょう。)

3.水やり

 プランターは水の蒸発・流出が早く、伸び盛りになるとよく乾くので水切れを起こさないように水やりは毎日しましょう。(真夏は朝と夕方の2回すると良いです。) 
 ★雨水をためておいたものやお米のとぎ汁などを使うと環境に優しいですね。

4.ネットを張る

 ツルが巻き付くためのネットを張ります。本葉が5~6枚になったら親ヅルの先を2~3センチカットすると子ヅルや孫ヅルに栄養が行き渡り立派な緑のカーテンになります。ツルはネットにうまくからむように誘導します。

5.追肥

 化成肥料の場合は3週間に1回程度、株の根元からなるべく離して与えます。
 液体肥料の場合は原液を薄めて、1週間に1回程度、水やりの代わりに与えます。すでに栄養不足で弱っている時は、霧吹きなどで葉に直接散布するのも効果的です。(肥料のやり過ぎは枯れの原因となる恐れがありますので、ご注意ください!) 

6.成長したら

 つるが広げたい所まで伸びてきたら先端を切ります。(摘心)すると横から子づるが伸びだし全体に広がり、より緑のカーテンらしくなります。花や実がなりだしたら見たり食べたりして、楽しみましょう。   

7.片付け

 秋になり涼しくなってきたら片付けましょう。種がとれたら風通しの良い冷暗所で乾かして密閉容器に入れて  9月頃から種ができはじめます。冷蔵庫などに入れておくと良いでしょう。

緑のカーテン作品紹介 

 令和2年度、市民の方々が育てた緑のカーテンをご紹介しています。下記のリンクをクリックしてご覧ください。​

緑のカーテンフォトギャラリー(令和2年度)