第69回文化財防火デーを開催しました!
文化財防火デーとは・・・
毎年1月26日は、「文化財防火デー」です。
文化財防火デーの制定は、昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し、壁画が焼損したことに基づいています。
昭和30年の第1回文化財防火デー以来、毎年1月26日を中心に、文化庁、消防庁、都道府県・市区町村教育委員会、消防署、文化財所有者、地域住民等が連携・協力して、全国で文化財防火運動を展開しています。 (文化庁HPより一部抜粋)
第69回文化財防火デーを東光寺にて開催しました!
令和5年1月21日(土)午前10時より、東光寺(萩市大字椿東)にて「第69回文化財防火デー」を開催しました。
萩市では、講義及び初期消火訓練と消防訓練を交互に実施しています。今年度は平成28年に実施して以来、6年ぶりに消防訓練を行いました。
本行事には市長、東光寺職員、地元町内会、文化財管理者など46名が参加しました!
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小しての開催となりました。
それでは、訓練の状況をお伝えします!
↑開会式の様子
通報訓練
午前10時15分、東光寺大雄宝殿付近で火災が発生したという想定で、訓練を実施しました。
東光寺職員が火災を発見し、119番通報しました。訓練では、実際に通報者と通信員のやりとりを行いました。
↑火災現場の情報を正確に伝える
初期消火訓練
続いて、地元住民(椎原・松本市町内会)と文化財管理者が消火器を用い、初期消火を行いました。
(訓練では、水消火器を使用しています)
↑初期消火完了!!!
文化財搬出訓練
火災が延焼し、大雄宝殿が燃えてしまう前に、東光寺職員・文化財管理者・文化財所有者・文化財保護課が協力して、文化財の搬出を行いました。(訓練では、文化財に見立てたダンボール製の「模擬文化財」を使用しています)

↑文化財を安全な場所へ搬出中
火災防ぎょ訓練
火災発生の通報を受け、現場に到着した萩市消防署及び椿東第1分団の消火隊が消火活動を行いました。
↑放水
来年度は、講義及び初期消火訓練を行う予定です。