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単成火山と複成火山

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年4月30日更新

富士山、阿蘇山などの日本で一般的な火山は、同じ場所で幾度も幾度も噴火を繰りかえし、溶岩や火山礫、火山灰、軽石などを降り積もらせて大きな火山に成長します。このような火山を、複成火山と呼びます。
これに対し、阿武火山群などで見られる単成火山は、噴火自体は複数回繰り返される場合もありますが、一連の活動を終えると次の活動は別の場所に移るため、一つ一つの山体は小さなものになります。
日本には110の活火山がありますが、複成火山が107で、単成火山群は、阿武火山群のほかには東伊豆火山群(静岡県)と福江火山群(長崎県)しかなく、珍しいものであるといえます。