○萩市見島定住住宅管理条例
令和7年6月18日
条例第20号
(趣旨)
第1条 この条例は、萩市見島定住住宅(以下「定住住宅」という。)の管理について、必要な事項を定めるものとする。
(設置)
第2条 萩市見島地区の居住環境を向上させることにより、島内の生活及び産業を支える担い手を確保し、その定住を図り、もって地域を活性化するため、定住住宅を設置する。
2 定住住宅の名称及び位置は、次のとおりとする。
名称 萩市見島定住住宅
位置 萩市見島951番地1
(入居申込者の公募)
第3条 定住住宅の入居申込者の募集は、公募により行うものとする。ただし、市長が特に必要と認めるときは、この限りでない。
(入居申込者の資格)
第4条 定住住宅の入居申込者は、次に掲げる条件を具備するものでなければならない。ただし、市長が特に必要と認めるときは、この限りでない。
(1) 入居の申込時において、島外に居住している者であること。
(2) 見島に居住することができると認められる入居者又はその親族の所有する家屋を有しないこと。
(3) 見島に定住し、地域活性化に貢献する意思を有する者であること。
(4) 地方税等の滞納がないこと。
(5) 入居者が暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第6号に規定する暴力団員でないこと。
(入居者の選考及び決定)
第5条 市長は、前条の資格を有する入居申込者のうちから入居者を選考するため、萩市見島定住住宅入居者選考委員会(以下「委員会」という。)を置く。
2 市長は、第9条第1項で準用する萩市営住宅条例(平成17年萩市条例第238号。以下「市営住宅条例」という。)第8条第1項の規定による入居の申込みがあったときは、委員会の選考により、入居者を決定する。
3 市長は、前項の規定により定住住宅の入居者を決定したときは、その旨を当該入居者として決定した者に対し通知するものとする。
(家賃)
第6条 家賃は、月額20,000円とする。
2 市長は、次の各号のいずれかに該当するときは、家賃の額を変更することができる。
(1) 物価の変動に伴い、家賃の額を変更する必要があると認めるとき。
(2) 定住住宅について改良を施したとき。
(収入状況の報告の請求等)
第7条 市長は、第9条第1項において準用する市営住宅条例第16条の規定による家賃の減免若しくは徴収の猶予又は同条例第19条の規定による敷金の減免若しくは徴収の猶予等、定住住宅への入居の措置について必要があると認めるときは、入居者の収入の状況について、当該入居者若しくはその雇主、その取引先その他の関係人に報告を求め、又は官公署に必要な書類を閲覧させ、若しくはその内容を記録させることを求めることができる。
2 市長は、前項に規定する権限を、当該職員を指定して行わせることができる。
3 市長又は当該職員は、前2項の規定によりその職務上知り得た秘密を漏らし、又は盗用してはならない。
(住宅の明渡請求)
第8条 市長は、入居者が次の各号のいずれかに該当するときは、当該入居者に対し、定住住宅の明渡しを請求することができる。
(1) 偽りその他不正の行為によって入居したとき。
(2) 家賃を3月以上滞納したとき。
(3) 定住住宅を故意に損傷したとき。
(4) 正当な理由によらないで15日以上定住住宅を使用しないとき。
(6) 次条において準用する市営住宅条例第23条から第28条までの規定及び萩市一般住宅条例(平成17年萩市条例第240号。以下「一般住宅条例」という。)第5条及び第6条の規定に違反したとき。
2 前項の規定により定住住宅の明渡しの請求を受けた入居者は、速やかに当該定住住宅を明け渡さなければならない。
(委任)
第10条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行について必要な事項は、規則で定める。
附則
(施行期日)
1 この条例は、令和8年3月1日から施行する。
(準備行為)
2 市長は、この条例の施行の日前においても、定住住宅の入居者の決定に関して必要な手続その他の行為をすることができる。