萩の「おたから」を子どもたちに伝える絵本型ブックレットを発行
萩の子どもたちが萩を知り、萩を好きになるきっかけになってほしい
まち博初の試み、絵本型ブックレットが完成!
萩まちじゅう博物館では、地域に住む子どもたちとおたからの存在や価値を共有するために、地域のおたからに詳しい地元住民などと連携して、萩のまちじゅうにある「萩のおたから」をわかりやすく伝えるための紹介ツールとしての絵本型ブックレットの制作を行いました。このたび、そのウェブ公開および図書館や児童館、小学校図書室、民間施設のキッズコーナーなどへの配架・閲覧を開始しますので、お知らせします。
やさしい表現の絵本を通して 萩の「おたから」に興味をもってほしい
萩まちじゅう博物館文化遺産活用事業で集めてきた「萩のおたから」には、古い建物や町並み、地域を見守るお地蔵様、地域の風習・伝統行事、田畑の風景と農産物など、さまざまなものがあります。本実行委員会では、これまでにも「萩のおたから」の存在や魅力をより多くの方に伝えるため、地域ごとの「おたからマップ」の配布や基礎資料としての「萩のおたからデータベース」の公開、地域のおたからを楽しみながら巡っていただくための「萩の魅力再発見ツアー」などを行ってきました。
しかしながら、こういったものを手にとったり、参加したりする方の多くは、歴史や文化に興味・関心を持ち、かつ時間的・精神的にゆとりのあるシニア世代が中心となっていました。
地域の大切なおたからを継承していくためには、次世代を担う萩の子どもたちにも、おたからの魅力を伝える必要があると考え、まずは、子どもたちが「勉強」としてではなく、「楽しみ」や「遊び」として、もっと気軽に触れることができ、興味を持つきっかけとなるツールとしての「絵本」を作ることにしました。
絵本の制作・編集にあたっては、主旨に賛同してくださった各地域の方々と協力して、掲載する各地域のおたからを選ぶとともに、子育て世代でもある本事業スタッフと、元萩市地域おこし協力隊で手描きのあたたかみのある絵柄・デザインが特徴のデザイナーが、心を込めて作成しました。
ハードカバーの絵本にして、図書館や学校図書室、民間施設のキッズコーナーに配置することで、小さなお子さまとその保護者の方が何度でも開いて読めるようにしています。
この絵本を手に取ってくださった方には、萩にどんな「おたから」があるかを知っていただき、興味を持ったら、現地を歩いたり・巡ったり、食のおたからを楽しんだりすることを通して、萩のおたからに実際に触れていただければ幸いです。
※令和3年度事業では、絵本の中で紹介したおたからを実際に体験していただくような「萩の魅力再発見ツアー」の実施も計画しています。
冊子概要
タイトル |
萩のおたから絵本『ベルとテトのおたんじょうびパーティー』 |
サイズ |
A4ヨコ版 カラー 32P(表紙込み、上製本:ハードカバー、糸綴じ) |
印刷部数 |
120部 |
インターネット公開 |
本ページ |
配架・ |
萩図書館、各小学校図書室、保育園・認定子ども園、 |
作 |
吉本 妃(よしもと さき 萩まちじゅう博物館文化遺産活用事業スタッフ) |
絵 |
Atelier kalton (アトリエ カルトン 元萩市地域おこし協力隊デザイナー) |
内容
P1~24:絵本メイン部分
――動物をモチーフにしたキャラクターの子どもたちが、おたんじょうびパーティーを開くために、冒険感覚で「はぎ」のまちのさまざまな場所を訪れ、食材を集めてまわり、さいごにごちそうを作ってお祝いをする物語。絵のいたるところに、実際の萩の地名や特徴的な風景、食材などが登場する。
P25~28:萩のおたから紹介ページ
――小学校低学年が理解できる文章で、絵本に登場した各地域の特徴とおたからを紹介している。絵本のメイン部分で興味をもった上で、どんなところなのかを知りたいと思ったときに読むページ。大人が読み聞かせする場合にも、子どもたちの興味に合わせて、紹介することができる。
制作・印刷について
この絵本は、令和2年度萩まちじゅう博物館文化遺産活用事業の一環で制作されました。また絵本の制作・印刷にあたっては、文化庁の令和2年度文化芸術振興費補助金を活用しています。
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