「手」を通して、萩のストーリーを伝えるリトルプレス「つぎはぎ」を発行しました。
ゆったり、じっくりとページをめくって、萩まちじゅう博物館のことを知ってほしい
まち博とローカルメディア「つぎはぎ」のコラボで制作!
萩まちじゅう博物館では、現代の人々の暮らしの中で生かされる「萩のおたから」を、より親しみやすく伝えていくことを目的に、萩を拠点に活動するローカルメディア編集チーム:つぎはぎ編集部とのコラボレーションで、リトルプレス型パンフレット「つぎはぎ」を制作しました。
「萩をつくる手、まもる手、つなぐ手」を見て、想いをはせてほしい
今回のテーマは「萩をつくる手・まもる手・つなぐ手」です。
萩のおたからに関わる「手」をキーワードに、
萩の暮らしと営みの中にある、萩らしさを感じる文化や風習のおもしろさ、人々の生き様、未来につながることなどを、つぎはぎ編集部が集めました。
全員が移住者である編集部のメンバーが、地元に住む人にとっては当たり前のような存在や、気づいていない魅力を取材し、そこにある人々の思いを深堀りしています。
このリトルプレスを手にとってくださった方には、いつの日か、萩を訪れていただき、萩のさまざまな「手」の持ち主に出会ったり、風景や場所の背景にある人々の「手」に想いをはせることで、萩のおたからに触れていただければ幸いです。
冊子概要
タイトル つぎはぎvol.5
サイズ A5 カラー 20P(中綴じ)
印刷部数 3,000部
配布場所 萩市役所、萩博物館、萩・明倫学舎、萩図書館、萩市内外のカフェ、ゲストハウス等
インターネット公開 つぎはぎvol.5 PDF もしくは、デジタルブックでの閲覧が可能。
目次と内容
P2:いいものを作るには手が必要だ
――東京から移住し、トマト農家として丁寧に手をかけ、全力でライフワークに取り組む 高橋 伸匡さん*の仕事を特集。
(*高橋さんの「高」の字は、「はしごだか」ですが、機種依存文字のため「高」で表示しています。)
P6:はぜかけ
――福栄地域・鈴木さんの稲刈りの風景から、手間のかかる「はぜかけ」作業の意味やその背景を紹介。
P7:ふぐ処理師のおかあさん
――「ふぐ処理師」の資格を持つ越ヶ浜地区のお母さんたち。真ふぐの水揚げ全国一を誇る漁村地区ならではの高度な技と、その魅力を体験コンテンツとして提供しようとする動きを紹介。
P8:夏みかん菓子をつくる手
――萩の銘菓・夏みかん菓子。そこにはどれほどの手がかけられているか、その実直な作り方を知る。
P9:萩をつくる手・まもる手・つなぐ手
――つぎはぎ編集部のフォトグラファーによる萩のさまざまな「手」を記録した写真を掲載。
P12:その手で櫃島を守る
――定期船の出ていない萩の離島・櫃島。櫃島出身の最後の住人として、島の家や施設、道を管理し、甘夏を育てる山根実さんのパワフルな生きざまに迫る。
P16:萩の木と、人の手でつくる 暮らしの案内所
――2022年春にオープンする「はぎポルトー暮らしの案内所―」の空間づくりワークショップへの参加レポートを通して、「人の手」がつながっていくことの豊かさと希望を伝える。
P18:その手が生み出すものは
――萩の港で船を彩る大漁旗や神社に奉納される幟(のぼり)を染めてきた岩川旗店。カラフルな布を使い、様々な布雑貨を作ることで、大漁旗から新しい価値を生みだしてきた「手」に焦点を当てる。
つぎはぎ編集部について
元地域おこし協力隊など、萩に移住した4人のメンバーによってスタートしたローカルメディア編集チーム。これまでに、リトルプレス『つぎはぎ』を5号(vol.0~4)発行。また萩市出身者向けメディアとして発行されている『はぎのね』(萩ネットワーク協会発行)の編集等にも携わる。
つぎはぎホームページ https://tsugihagi.info/
つぎはぎFacebookページ https://www.facebook.com/tsugihagi.mag/
萩まちじゅう博物館について
萩は、たくさんの文化財をはじめ、「まちじゅう」に豊かな文化や歴史、自然の「おたから」があるところです。それらのおたからを、現地でありのままに展示・保存されている資料と考えると、萩のまちは、まるで屋根のない広い博物館=「まちじゅう博物館」とみなすことができます。「萩まちじゅう博物館」は、萩の魅力を萩にすむ人々が再発見するとともに、かけがえのない「萩のおたから」を守り育てながら誇りをもって次世代に伝えていこうとする、まちづくり・観光地づくりの取り組みです。
制作・印刷について
このリトルプレスは、令和3年度萩まちじゅう博物館文化遺産活用事業の一環で制作されました。また、文化庁の令和3年度地域文化財総合活用推進事業(文化芸術振興費補助金)を活用しています。
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