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産業遺産国際会議が開催されました

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年8月18日更新

日本近代化の価値をアピール~
産業遺産国際会議で「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産登録を後押し!

 7月14日・15日、内閣官房、「九州・山口の近代化産業遺産群」世界遺産登録推進協議会、産業遺産国民会議の3者の主催で、「産業遺産国際会議」が東京都で開催され、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の世界遺産登録に向け、国内外の専門家が産業遺産の意義や保全の課題等について
議論されました。
 開会式には、「明治日本の産業革命遺産」に関係する8県11市の自治体や企業の関係者など約480人が参加。産業遺産国民会議代表理事の八木重二郎防長倶楽部理事長が「この会議が、世界の産業遺産の管理保全に貢献することを期待している」と宣言。新藤義孝地域活性化担当大臣は「日本が非西洋国で初めて近代化を成し遂げたという価値を証明し、世界にアピールしたい」とあいさつ。その後、専門家による基調講演や、「鉄鋼業」、「造船業」、「稼働資産」など8つの分科会などにより、改めて産業遺産の保全策などが議論されました。

萩市長が代表で決意表明

 レセプションには、安倍晋三首相も出席し、支援を約束。最後には関係自治体を代表して、野村萩市長が、「近代産業遺産は世界史の奇跡であり、誇りを持って次の世代に伝えていくための機会が、世界文化遺産登録である」とあいさつ。関係者全員によるガンバローコールで締めくくり、来年夏頃の世界文化遺産登録に向けての決意を新たにしました。
 萩市には、萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、萩城下町、松下村塾の5つの資産があります。
 今後、秋頃にイコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査があり、書類審査を含めた評価結果が来年春.夏に通知されます。そして、来年夏に開催される世界遺産委員会で世界文化遺産の登録可否が決定されます。

産業遺産国際会議のようす
ガンバローコールで締めくくる関係者