帯状疱疹に気をつけましょう
印刷用ページを表示する 掲載日:2024年6月3日更新
50歳を過ぎたら帯状疱疹に気をつけましょう
帯状疱疹とは
帯状疱疹は、水痘(みずぼうそう)と同じウイルスで起こる病気です。多くの方が子どもの頃に水痘に感染する水痘ウイルスが原因で起こります。
水痘が治ったあとも、ウイルスは体内(神経節)に潜伏し、過労やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活発化して、帯状疱疹を発症します。
成人の抗体保有率は90%以上(成人のほとんどが水痘に既感染)で、帯状疱疹の発症リスクを多くの方が有しています。また、80 歳までに3 人に1人が帯状疱疹を経験すると推定されています。
水痘が治ったあとも、ウイルスは体内(神経節)に潜伏し、過労やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活発化して、帯状疱疹を発症します。
成人の抗体保有率は90%以上(成人のほとんどが水痘に既感染)で、帯状疱疹の発症リスクを多くの方が有しています。また、80 歳までに3 人に1人が帯状疱疹を経験すると推定されています。
帯状疱疹の症状
帯状疱疹の初期症状は、体の左右どちらかの神経に沿って、ピリピリした皮膚の痛みや違和感、かゆみなどが現れます。特に胸やおなか、背中や顔面など皮膚の柔らかい部位に広がりやすいものです。
その後、痛みを感じる部位の皮膚に帯状の赤い発疹が現れます。その場合、皮膚症状だけではなく、神経にも炎症を起こすため、激しい痛みが現れます。
皮膚の症状は、およそ3週間ほどで治りますが、特に高齢の方は、症状が長引いたり、発疹は治ったのに痛みが残ること(帯状疱疹後神経痛)があります。
その後、痛みを感じる部位の皮膚に帯状の赤い発疹が現れます。その場合、皮膚症状だけではなく、神経にも炎症を起こすため、激しい痛みが現れます。
皮膚の症状は、およそ3週間ほどで治りますが、特に高齢の方は、症状が長引いたり、発疹は治ったのに痛みが残ること(帯状疱疹後神経痛)があります。
帯状疱疹は早期発見、早期治療が大切
帯状疱疹は、早期発見、早期治療が大切です。抗ウイルス薬による治療はできるだけ早く開始するほど効果が期待されるので、体の片側にズキズキ、ピリピリとした痛みや発疹が現れた場合は、なるべく早く医療機関を受診しましょう。
帯状疱疹の予防
①日常生活での留意点
バランスの良い食事や睡眠をしっかりとり、疲れやストレスをためないようにしましょう。また、日頃から、適度な運動に心がけ、できるだけ健康的な生活習慣を保ち、免疫力を高めることが大切です。
②予防接種
50歳以上の方は、ワクチンを接種することによって、帯状疱疹の発症を抑えたり、重症化を防ぐことができます。なお、予防接種法の対象外の「任意の予防接種」のため、接種費用は全額自己負担となります。
予防接種を希望される方は、医療機関にご相談ください。
バランスの良い食事や睡眠をしっかりとり、疲れやストレスをためないようにしましょう。また、日頃から、適度な運動に心がけ、できるだけ健康的な生活習慣を保ち、免疫力を高めることが大切です。
②予防接種
50歳以上の方は、ワクチンを接種することによって、帯状疱疹の発症を抑えたり、重症化を防ぐことができます。なお、予防接種法の対象外の「任意の予防接種」のため、接種費用は全額自己負担となります。
予防接種を希望される方は、医療機関にご相談ください。
【参考】帯状疱疹ワクチンについて(50歳以上が対象)
種別 |
接種回数 |
費用 |
発症予防効果 |
生ワクチン |
1回 |
1回約1万円 |
60歳以上51.3% ※1 |
不活化ワクチン |
2回 |
2回で約4万円 |
50歳以上97.2% ※2 |
※1 ワクチン評価に関する小委員会資料 乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」50歳以上の者に関する帯状疱疹の予防に対する一変承認評価資料等の概要2016.6.22
※2 ワクチン評価に関する小委員会資料 乾燥組換え帯状疱疹ワクチンシングリックス®筋注用主要な臨床試験成績等の概要2018.5.17