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ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種(HPVワクチン)について

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年3月28日更新

HPVワクチンについて

 HPVワクチンは、平成25年6月14日付け厚生労働省通知に基づき、これまで積極的な接種勧奨を差し控えてきましたが、令和3年11月26日付で厚生労働省は同通知を廃止し、個別勧奨を再開することを決定しました。
 この決定に基づき、萩市でも令和4年度より、対象者の皆様にワクチン接種のご案内、厚生労働省作成リーフレット、予診票等をお送りしています。
 接種の前に、ご本人とご家族でリーフレットを必ずお読みください。ワクチンの効果(ベネフィット)とリスク等について十分にご理解いただいた上で、接種についてご検討いただきますようお願いいたします。

1.HPVワクチンとは

〇HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となる、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンです。
〇HPVワクチンには、9価(シルガード9)のワクチンのほかに、2種類のワクチン、2価(サーバリックス)、4価(ガーダシル)のワクチンがあります。どのワクチンを接種するかは、医師にご相談ください。
〇HPVにはいくつかの種類(型)があり、9価ワクチンは、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも、子宮頸がんの原因の
80~90%を占める、7種類のHPV※の感染を予防することができます。 
 ※16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型
〇2価、4価のワクチンも、子宮頸がんを起こしやすい型であるHPV16型と18型を防ぐことができます。
●男性のHPVワクチン接種の効果について
 男性がワクチンを接種することで、HPVが原因となる中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの予防に効果が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。
 国内で使用されているHPVワクチンのうち、男性への接種が承認されているのは4価ワクチン(商品名:ガーダシル)のみです。現在、男性への接種は定期接種でないため、費用は接種者が全額負担となり、1人合計3回の接種が必要なので5から6万円程度かかります。
 ※詳細情報につきましては、下記のホームページを参照ください。

2.公費助成の対象となる方

(1)令和6年度に小学6年生から高校1年生相当(16歳になる年度)の女性
(2)平成9年4月2日生まれから平成20年4月1日生まれの女性

 ※いずれも、これまでに子宮頸がんワクチン接種を完了していない方。
   小学6年生に該当する方には、4月中に個別通知をします。

3.接種場所

〇萩市医師会の接種医療機関については下記をご参照ください。
 ※なお、山口県医師会、または益田市医師会に属する他の医療機関でも接種をお受けになることができます。
  益田市の接種医療機関については下記をご参照ください。

4.料  金

 無 料

5.接種に必要なもの

〇市民であることを確認できるもの(健康保険証など)
〇母子健康手帳
〇予診票(お手元にない場合は、萩市の医療機関または萩市健康増進課にあります)
※健康増進課に予診票を取りに来られる際には母子健康手帳をお持ちください。

6.接種方法

〇医療機関へ事前に予約をしたうえで、予診票と母子健康手帳を医療機関へお持ちください。
〇医療機関に予約後、保護者同伴もしくは13歳以上の場合は保護者の同意書に署名された上で接種して下さい。

7.接種対象と接種間隔

【標準的なワクチン接種スケジュール】

 一定の間隔をあけて、同じワクチンを合計2回または3回接種します。接種するワクチンや年齢によって、接種のタイミングや回数が異なります。どのワクチンを接種するかは、接種する医療機関に相談してください。
 3種類いずれも、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。

HPV接種間隔

※1 1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2、3 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4、5 2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。
                                                                                               〇厚生厚生労働省ホームページより                               

8.「2価または4価」を1回または2回接種している場合の「9価」の接種について

 原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中から9価に変更し、残りの接種を完了させることができます。この場合も定期接種の対象となります。また、キャッチアップ接種の対象の方も、途中から9価に変更し、残りの接種を完了させることができます。
 なお、2価または4価で接種を開始し、定期接種として9価で接種を完了させる場合は、9価の接種方法にあわせ、1回目と2回目の間隔を1か月以上、2回目と3回目の間隔を3か月以上あけて接種します。

厚生労働省のリーフレット