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なるほど 花燃ゆ その1 ~ 「文」の名前の由来

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年2月2日更新

おしえて文にゃん 文という名前は、叔父である玉木文之進から「文」の一字を授かったものです。
 松陰は、15歳の文が18歳の久坂玄瑞と結婚した安政4年(1857)12月5日、「文妹久坂氏に適くに贈る言」という一文をしたためて、はなむけの言葉としています。この文章に、文という名の由来が説明されています。
 その一節に、「あなたが誕生するや、玉木の叔父は大変可愛がり、自分の文之進の名から「文」という一字を採ってあなたの名としました。「お文」という呼び名は、私が思うに偶然付けられたものではありません。(二人の姉に比べて)あなたは一人遅く生まれたため、私は一番気の毒に思っています。余暇に書物を読み、人として守るべき道義をおおよそ理解し、それによって「お文」という呼び名の意味するところに適うなら、それこそ玉木の叔父の願いに近づくことができるのではないでしょうか(監修者意訳)」と書かれています。
 松陰は、「文」という名前のいわれを説明し、その名に恥じぬよう励みなさいと諭したのでしょう。