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萩市の概要(地勢・産業)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年7月10日更新

萩市の概要

市章・市民憲章等 | 歴史 | 地勢・産業 | 行政管理の特色 | 姉妹都市 | 平和都市宣言

地勢

 萩市は、山口県の北部に位置し、総面積は698.31平方キロメートルで、県土の約11.4%に当たります。北部は日本海に面し、東部は益田市(島根県)、津和野町(島根県)、阿武町、南東部は山口市、阿東町、西部は長門市、美祢市に接しています。
 地形は、全体として東部の中国山地から北西部の日本海に向かう傾斜地で、南部市境界付近に標高700mを超える山々が連なっています。低地は少なく、阿武川河口部に形成された三角州にある市街地とその周辺地に見られ、丘陵地は、田万川地域から須佐地域にかけての臨海部に比較的なだらかに広がっている程度で、大半を山地が占めています。
 日本海の沖あいには、大島、相島、櫃島、羽島、肥島、尾島の六つの平らな火山島が浮かび、はるか40km先には見島があります。そのうち見島、大島、相島、櫃島は有人島です。
 気候は、沿岸部においては対馬海流の影響を受けて比較的温暖であり、中山間部においては盆地特有の気候で、変化に富んだ豊かな自然環境を有しています。

産業

農林水産業等

 萩市の産業別就業人口は、第一次産業16.2%、第二次産業19.6%、第三次産業64.1%(平成17年国調)となっています。萩市は全国有数の観光都市として有名ですが、第一次産業の就業者数や生産額のウェートは高く、県下でも有数の農林水産業地域と位置づけられています。コシヒカリ等の米、「千石台大根」、「山口あぶトマト」などの農産物や「萩の瀬つきあじ」、「萩の真ふぐ」、「須佐男命(みこと)いか」などの水産物は、萩のブランド産品です。また伝統工芸品としては、「一楽二萩三唐津」と呼ばれ、我が国屈指の焼き物である「萩焼」が有名です。

観光

 萩市は、日本で唯一「江戸時代の地図がそのまま使えるまち」といわれるほど、毛利藩政期に形成された城下町のたたずまいが都市遺産として今なお現存しているまちです。また、吉田松陰をはじめ高杉晋作や伊藤博文など近代日本の夜明けを告げた人々を輩出した「明治維新胎動の地」です。さらには、ホルンフェルスに代表される北長門海岸国定公園指定の美しい海岸線、東洋一小さい活火山である笠山、国指定天然記念物の明神池、国指定名勝の長門峡など海、山、川のすばらしい自然に恵まれています。
 萩市は、まさにまちじゅうが屋根のない博物館のようであり、これらの歴史・文化遺産、自然を保存・活用したまちづくり、観光地づくりを、「萩まちじゅう博物館構想」と称して構想実現に向け取り組んでいます。この「萩まちじゅう博物館構想」への高い評価や水の都・萩の景観を川から眺める「萩八景遊覧船」の就航、「はぎ温泉」の開湯、「おもてなし」の推進などにより観光客も近年増加傾向にあります。さらに、萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、松下村塾、萩城下町の5つの資産が、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭産業」世界遺産に登録(平成27年7月)され、萩固有の有形・無形の資産を活用し、新たな観光形態である「学ぶ観光」・「教育観光」にも取り組んでいます。