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萩市地域おこし協力隊―終章から序章まで―

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年10月13日更新
萩市地域おこし協力隊

終章

午後の作業が終わって、縁側にそっと腰をおろす
地面のひんやりとした感じが、足の裏から伝わってくる
淹れたてのコーヒーが熱そうなので、まだ少し置いておく。
香ばしい匂いに混ざって、ほのかにさっぱりとした香りがする
庭の夏みかんがよく熟している

ぼんやりしていると、お隣のおじいさんが庭にやってきた
「おめえ、竹の子喰うか」収穫したばかりか、まだ土まみれだ
「うん、たべるー」わたしは竹の子と引き換えに、庭の夏みかんをもいで渡した
おじいさんは、おう、とだけ言って、いつも通りすぐ帰ってしまった
こんなやりとりも、今年でもう6年目

ふと、このまえ友達と取りにいった竹の子が、まだ残っていることを思い出した
「あー、またやっちゃった」天然なわたしはよくやってしまう
そうだ、お向かいさんにお裾分けしよう
あそこは子どもが3人いるから、きっともらってくれるはずだ
またゆっくりと腰を下ろして、コーヒーを飲む
あれ、少しぬくいな 

協力隊を経て

吉田隊員
吉田さん
ある協力隊が「地域に入って、自分の無力さを知った。協力隊は自分の無力さを知る必要があるんじゃないか」と言っていて、その通りだと思いました。僕自身なんでもできるって思いがちでした。ただ、地域や行政の人たちの思いに寄り添ったことで、退任間近になって仕事をいただいたり、活動しやすくなったりしました。協力隊は困難なことがある一方で、喜びも大きいです。是非、協力隊になって自己実現につなげましょう!

現隊員の活動

長富さん
長富隊員
萩の食材を宣伝する活動やワークショップ、観光に関わる活動、地域のイベントの手伝いなど、活動に制限をつけずに幅広く活動してきました。2年目にイベントのチラシを作成したことがきっかけになり、デザイン事業を始めました。現在は退任後の可能性を広げるために試験的に花の栽培や加工を行ったり継続できる方法を模索中です。
柏谷さん
柏谷隊員
狩猟免許を活かして、狩猟活動や有害鳥獣対策を主に取り組んでいます。活動補助金を活用してサルの捕獲実験などを行っています。罠を仕掛けても相手は野生なので簡単に捕まえることができません。まずは相手の生態を知ることが大切だと学びました。萩は過疎地域が多いので猟師の担い手が必要とされています。

現隊員の休日

平田さん
平田隊員
私は萩市出身のUターン者ですが、地元が故に見えていなかった街並みや自然の美しさを、改めて感じております。休日には少しだけ早起きして、3歳の娘と一緒に「お山がキレイだね~」なんて言いながら、お散歩してます。また、肉・魚・野菜と何を食べてもおいしい萩の食べ物も、私の楽しみの一つです。
岡本さん
岡本隊員
農業をやってみたいと話したところ、どんどん話が広がって、畑を無料で借りることができたり、あれやこれやといろいろな野菜の種や苗をいただいたり、あっという間に農業を始めることができました。地元の方は農家さんが多く、栽培方法も親切に教えてくれるので、とてもありがたいです。

協力隊になるまで

西島さん
西島隊員
飛行機や新幹線を使って萩には時々遊びに来ていて、いつも宿泊するゲストハウスで知り合いも多くできていました。ある時東京でその知り合いが出るイベントがあり、そこで協力隊の募集を知り応募しました。実は予定があり面接の日を変えてもらったのですが、私一人のために市長はじめ多くの方が予定を合わせてくれたことをあとで知り、必ずこの地で役に立たねばとの想いを強くしました。
園田さん
園田隊員
協力隊を知ったきっかけは、当時、協力隊として働かれていた友人から教えて頂きました。萩市には毎年数か月間、市内にある家具製作所のお手伝いを住み込みしながら生活をしていました。その時に出会った方々がとても印象的で、みるみるこの街に興味が湧き、「定住」に繋げたいと思い応募させて頂きました。

序章

通勤中の満員電車の中で、私はスマホの画面をながめていた
「移住 仕事」のキーワードで検索しては、手当たり次第サイトを開いていた

それは少し前に、snsで高校の同級生の写真を見たのがきっかけ
大自然の中、のびのびとパソコンで作業をしている同級生
同じパソコン作業でも、わたしは鉄筋コンクリートと山積みの資料に囲まれていた
あれから3週間が経ち、検索結果の画面は紫色の文字に染まっていた

しばらくリサーチしてわかったことは2つ
まず、メジャーな起業はIT系リモートワークか、古民家でカフェや民泊だ
文系出身で貯金もしていない私にはどちらも難しそう

そして、移住や起業の支援制度が意外とあった
特に「地域おこし協力隊」は、なんだか気になる
“普通の人”が見知らぬ土地で繰り広げるサクセスストーリーは、思わず読み入ってしまった
一方で不安を煽る書き込みも多い
困ったことに、過度な広告にさらされた私にとって、行政のサイトはどれも同じに見えてしまう

そんな中見つけた、山口県萩市の協力隊のサイト
行政のサイトなのに、どこか違う
キラキラな宣伝ではなく、制度の解説や隊員の日常などが書かれていた
背伸びをせずにありのままを書いている萩市に、わたしは好感を持った

これ以上リサーチしても切りがないので、次に進もう
萩市と他の3地域くらいに電話して、詳しく聞いてみよう
感触がよければ、2ヵ所は最低でも訪問してみたい
それでピンとこなければ、また考えよう
こういう時の直感は、わたしは昔から冴えている方だ

そう考えながら私は検索画面を閉じて、ダイヤルをタップした

お問い合わせ

萩市地域政策部 おいでませ、豊かな暮らし応援課 定住対策係
Add:萩市大字江向510番地
Tel:0838-25-3360
Mail:teijyu@city.hagi.lg.jp
午前8時30分から午後5時15分(土曜、日曜、祝日及び年末年始を除く)

萩市で夢を実現しましょう!