アパート退去時の原状回復とは?
印刷用ページを表示する 掲載日:2007年6月29日更新
相 談
アパート退去の際、敷金の返還を求めたところ、賃貸人から原状回復の工事費用が敷金を上回っていると言われ、逆に不足分を支払うよう請求された。
ポイント
国土交通省がアパート退去時における原状回復について、一般的なルールを示した「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によれば、「原状回復とは、賃借人の居住、使用により発生した建築価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」とされています。
賃借人が借りた当時の状態に戻すことではありません。
アドバイス
契約をする前に、退去時の原状回復などについて、賃貸借契約書の内容をよく読み、契約事項をしっかりと確認しておくことが大切です。
退去時はもちろん、入居時にも賃貸人・賃借人双方が立ち会い、物件の状況を確認し、チェックリストを作成しておくことが有効といえます。写真を撮っておくこともひとつの手段です。
賃貸契約書に疑問点があったり、万が一トラブルになった場合は、消費生活センターまでご相談ください。