衣服の裾を踏み 思いがけないけがに注意
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年8月21日更新
事例1
くるぶし丈のスカートをはいて階段を上がる時、スカートのすそを踏んで前に転んで手をついた。(70歳代 女性)
事例2
駅で電車に乗ろうと改札から駆け出したところ、ズボンの裾を踏んでしまい、前のめりに転倒した。メガネがホームに当たって壊れ、顔に強く当たり、顔が少し切れた。(60歳代 男性)
事例3
夜中にトイレに行こうとしてパジャマの裾を踏み、タンスの角に額をぶつけ出血し、病院に行った。(70歳代 男性)
アドバイス
ズボンやスカート等を購入する際は、必ず試着して長さを確認し、サイズの合ったものを着用しましょう。
体重の変化により、知らないうちに衣服がゆるくなり裾を引きずっていることもあります。こまめに調整することが大切です。特に、パジャマのゴムは緩みやすいので注意しましょう。
高齢者の事故では、転倒事故が多く、悪くすれば転倒により骨折、長期入院、そして寝たきりになることも予想されます。転倒の危険を避けるため、日常生活でこまめに体を動かし、体力、注意力やバランス機能の維持を心がけると共に、健康にも気を付けましょう。