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低温やけどにご用心 見た目より重症の場合も

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年1月8日更新

事例1

 こたつで就寝し、朝起きると足の指から出血しており、火傷に気づいた。左足の親指と人差し指を切断し、中指は皮膚移植を行うほど重症だった。(70歳代 男性)

事例2

 腰にカイロを貼り、電気毛布のスイッチを付けたまま就寝した。翌朝カイロを剥がすと「痛痒さ」があったので、皮膚科を受診したところ、皮がむけており、皮膚の深い部分まで火傷をしていると言われた。(70歳代 女性)

アドバイス

 カイロやこたつ、電気毛布など、温かく感じる程度の温度でも、長時間皮膚が接することによって「低温火傷」が起きます。高齢者は若年者に比べて皮膚が薄く、運動機能や感覚機能が低下しているため、重症となりやすく、特に注意が必要です。
 低温火傷を防ぐためには、長時間同じ部位を温めないことが重要です。低温火傷は痛みも少なく、一見軽そうに見えますが、見た目より重症の場合があります。早めに医療機関を受診しましょう。

                                                                                 消費生活センター