萩焼について
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年8月20日更新
「一楽、二萩、三唐津」と謳われ、茶の湯の具足としての茶碗にひときわ声価の高い「萩焼」は、戦国大名の毛利氏が慶長九年(1604)に萩へ移ったのちに、萩藩の御用窯として開窯されたのをはじまりとします。
萩焼の器を長年使い込むうちに、貫入を通してお茶などが器に染み込み、色合いが変化して微妙な味わいを増してくることを「萩の七化け」といいます。
登り窯で比較的低温でゆっくり焼いた萩焼は、焼き締めが弱くてやわらかく、吸水性に富んでいます。貫入は土と釉薬の収縮率の違いで生じますが、これらにより使い込むうちに「侘」(わび)、「寂」(さび)に通じる風情が見られるようになります。七化けに思いをはせながら、萩焼をお楽しみください。
萩陶芸家協会公式ホームページ
萩焼の情報は、こちらの「萩陶芸家協会公式ホームページ」をご覧ください。