停電に備えましょう!
停電対策は災害対策の基本!
近年、全国各地でゲリラ豪雨、台風、大雪等の自然災害により、長時間停電が発生する頻度が高くなっています。
通常、台風シーズンに停電が起きやすいと考えがちですが、萩市周辺では、冬場の突風や雪、潮風による送電設備障害による停電が多く発生しています。
長時間の停電は、いつでも、突然に発生する可能性がありますので、普段から災害対策の基本として、確実な停電対策をお願いします。
1 停電の主な原因
(1) 強風、火災、着雪、倒木、土砂災害、地震、テロなどによる送電線の切断
(2) 災害や事故による電柱の流出、埋没、倒壊
(3) 落雷
(4) 送電設備の塩害
(5) 洪水・浸水による地下送電設備の水没
(6) 送電設備の保守点検や機器交換
(7) 電気の使い過ぎ、宅内の配線不良、使用機器の故障による漏電による電源ブレーカーの作動
(8) その他の原因による発送電設備の故障、老朽化
(9) 電力供給調整のための計画停電
2 普段からの対策
(1) 照明、情報、通信、非常食(飲料水を含む)を常備、定期点検を行いましょう。
ア 懐中電灯・携帯ラジオ・飲料水・カイロ・防寒着・うちわを準備しましょう。
イ 携帯電話やスマホは定期的に充電(予備バッテリーの確保)しましょう。
ウ 電池の消耗や液漏れ有無を確認しましょう。
エ 冷蔵庫の中身(賞味期限)や備蓄品(保存期限)を点検しましょう。
オ 裸火を使用しない火災危険のない器具で照明や暖房を準備しましょう。
カ 在宅療養で、電気の必要な医療器具を使用される場合は、必ずバックアップ電源を確保しましょう。
(2) 自宅や職場に停電しても使用できる電話機があるか事前に確認しておきましょう。
ア 停電すると使用できない電話機器
電源の必要な多機能電話(留守番、コードレス、Fax)
ブロードバンド通信回線(ADSL、ISDN、光、IP等)に接続された電話
インターネットルーターを使用する通信機器(Wifiを含む)
イ 電話機の電源コードを抜いて、受話器をあげて「ツー音」が聞こえなければ、停電時は着信や発信ができません。
注意 電源コードを抜くと、時計や留守録データが消失する場合があります。
事前に取扱説明書を準備してから確認してください。
ウ 「ツー音」が聞こえても、通信回線に障害(断線や中継設備の停電等)が発生した場合は、使用できません。
(3) 気象情報に注意し、事前対策を確実に行いましょう。
注意すべきキーワード 台風の接近、長期の雨、前線通過、突風、落雷、大雪、着雪など
荒天が予想される場合は、必ず懐中電灯と予備電池を確認し、携帯電話等は充電しておきましょう。
(4) OA機器のデータ保全
突然の停電により、パソコンや録画機器等のハードディスクに保存されたデータは消失する場合があります。
機器故障に備えて、定期的なデータバックアップ、無停電電源装置(UPS)を設置する等の対策をお願いします。