スプレー缶・カセットボンベ等の処分時における火災予防
スプレー缶の処理方法が原因と見られる爆発事故が発生!
平成30年12月16日、札幌市において、スプレー缶(エアゾール缶)の内容物が屋内で大量に噴射され、これに引火したことが原因とみられる爆発火災事故が発生し、50名を超える方が負傷しました。
処分の際は、スプレー缶内の充填物『使い切り』及び『適切な出し切り』を安全な方法で行い、事故を防ぎましょう!
エアゾール缶等に係る火災
【エアゾール缶とは】
可燃性ガスを噴射剤とした殺虫剤、整髪剤及び消臭剤等のエアゾール缶と簡易型ガスこんろの燃料として用いられるボンベのことをいいます。
【火災事例1】
内容 : 使用済みのカセットコンロ用ガスボンベ等をそのまま燃やせないごみとして捨てたところ、ごみ収集車荷箱内で火災が発生した。
原因 : 荷箱内でエアゾール缶が他のごみと一緒に圧縮され破裂。可燃性のガスが充満した車内で、収集作業中に発生した火花が引火した。
【火災事例2】
内容 : 料理中のキッチンで使用済みスプレー缶に穴を開けていたところ火災が発生した。
原因 : 排出された可燃性ガスがコンロの火に引火した。
【火災を防ぐために】
1 廃棄する際は必ずエアゾール缶の中身を使い切る
2 中身のガスを出し切るためにガス抜きキャップを使用してガスを抜ききってから廃棄する
3 ガステーブルや湯沸器等の火気設備機器の近くを避け、風通しの良い場所でガスを抜く
萩市のごみの出し方について再確認!
万が一火災が発生した場合
「大きな声で火災を周りの人に伝える」
「近くに自動火災報知設備の非常ベルがあればボタンを押して火災を知らせる」
「119番通報する」 ことが大切です。
また、住宅での火災を早期に発見する為に「住宅用火災警報器」を設置しましょう。