海からの宅配便13
博物館実習生レポート
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Sound of Silence Under the Sea 〜初めての水中探検〜

関口薫
萩博HPを御覧の皆さん、はじめまして。
私は萩博物館において博物館実習をしに千葉県の松戸市から来ました法政大学の関口です。毎日様々な実習で萩の持つ色々な魅力を満喫しています。
さて今回は海洋生物調査普及実習で、地元でも穴場という倉江ノ浜に行ってきました。そこで私が見て感じたことを、皆さんにお伝えしようと思います。

海に潜るということが初体験である私にとって、海の中の世界は一体どのようなものだったのでしょうか。それは、地上とは全く違うの空間でした。

シュノーケルの使い方を習い、初めは顔の表面だけを水にすけて海中を眺めました。耳から聞こえる音は地上のものです。しかしその後、体の全てを海に預け、ザブンと潜ってみると・・・
未知の世界で私がまず初めに感じたのが地上とのの違いでした。

“静けさの音”というと、何だか矛盾するようですが、潜って耳が水にふさがれるとやはり音は静かになりました。そしてそこにあるのは眼前に広がる無限の水の世界と、過剰なまでに研ぎ澄まされた自らの感覚機能だったのです。目や耳はもちろん、鼻や口や手足、全ての機能が圧倒的な量の水に負けまいとフル稼働しているような感じです。
私は興奮してしまい、自分が泳げないということも忘れて無我夢中に水中を移動しました。そのうちに泳ぎのコツをつかみ、そこかしこで生活を営む生物や岩肌を観察して楽しみました。
[動画1]

生まれて初めての水中探検。

それは、私にとって世の中がまた一つ広くなった貴重な体験でした。この機会を与えてくれた萩の海に心から感謝しています。
[動画2]