萩市文化財保存活用地域計画の認定について
印刷用ページを表示する 掲載日:2024年12月20日更新
萩市文化財保存活用地域計画について
令和4年度から策定作業を進めていた「萩市文化財保存活用地域計画」が、令和6年12月20日開催の文化審議会文化財分科会において諮問・答申を受け、文化庁長官により認定されました。
この計画は、萩市内の指定・未指定を問わない文化財の保存及び活用に関する総合的な計画であるとともに、「萩市基本ビジョン」を支える3つの構想の1つ「萩まちじゅう博物館構想」の基本計画・行動計画として位置づけ、山口県の「山口県文化財保存活用大綱」を勘案し、萩市歴史的風致維持向上計画(第2期)や萩版DMO戦略等の関連計画と連携を図りつつ、各種文化財の個別計画の上位計画として全体を束ねます。
これまで20年に渡り、萩市が独自に取り組んできた「まちじゅうが屋根のない博物館-萩まちじゅう博物館構想-」による「おたから」の更なる保存・活用の推進により、文化財所有者に留まらない、地域住民や市民団体、事業者、研究者、行政などあらゆる関係者との連携構築と文化観光の充実、地域教育活動への貢献に取り組みます。
計画期間は、令和6(2024)年度から令和 15(2033)年度までの 10 年間としています。
この計画は、萩市内の指定・未指定を問わない文化財の保存及び活用に関する総合的な計画であるとともに、「萩市基本ビジョン」を支える3つの構想の1つ「萩まちじゅう博物館構想」の基本計画・行動計画として位置づけ、山口県の「山口県文化財保存活用大綱」を勘案し、萩市歴史的風致維持向上計画(第2期)や萩版DMO戦略等の関連計画と連携を図りつつ、各種文化財の個別計画の上位計画として全体を束ねます。
これまで20年に渡り、萩市が独自に取り組んできた「まちじゅうが屋根のない博物館-萩まちじゅう博物館構想-」による「おたから」の更なる保存・活用の推進により、文化財所有者に留まらない、地域住民や市民団体、事業者、研究者、行政などあらゆる関係者との連携構築と文化観光の充実、地域教育活動への貢献に取り組みます。
計画期間は、令和6(2024)年度から令和 15(2033)年度までの 10 年間としています。
この計画で対象とする文化財は、文化財保護法で定義されている有形文化財、無形文化財、民俗文化財、記念物、文化的景観、伝統的建造物群及び同法で保護の対象となっている埋蔵文化財や選定保存技術などの文化財の体系を基本とします。
これに加え、本市の掲げる「萩まちじゅう博物館構想」に基づき、上記の体系から零れ落ちてしまう、例えば地割、水路、地名、方言、慣習、食事なども含め、①萩に由来する本物であること、②一定の間、継承されてきたものであること、という2つの要件を満たしたものを「おたから」と総称し、この計画の対象とする文化財とします。
指定等文化財の件数は215件で、未指定文化財は、萩まちじゅう博物館により認定された「おたから」を、文化財保護法に定める類型によって整理し、1,284件の未指定文化財を把握しています。
これに加え、本市の掲げる「萩まちじゅう博物館構想」に基づき、上記の体系から零れ落ちてしまう、例えば地割、水路、地名、方言、慣習、食事なども含め、①萩に由来する本物であること、②一定の間、継承されてきたものであること、という2つの要件を満たしたものを「おたから」と総称し、この計画の対象とする文化財とします。
指定等文化財の件数は215件で、未指定文化財は、萩まちじゅう博物館により認定された「おたから」を、文化財保護法に定める類型によって整理し、1,284件の未指定文化財を把握しています。
9つの関連文化財群のストーリー「萩ものがたり」
萩市には多様で豊かな歴史文化が全域に息づいていますが、特に現在において萩らしさを生み出している性質に着目すると大きく以下の3つの特性として集約されます。
この萩の歴史文化を市民や萩に来られた方々に知ってもらい、関心をもってもらうためには、この中から関連する文化財を紡ぎ出し、萩ならではの一つのストーリーとして編むことが有効と考えます。それらを「萩ものがたり」と称してまとめます。
萩ものがたりは、下記のような方針でまとめています。
ア 萩の歴史文化の特性を横断するテーマを設定する
イ 萩ものがたりを通じて萩の歴史文化の全体性・真実性を表現する
ウ 萩ものがたりを繋ぐことにより萩の魅力と価値を創造する
こうして設定された9つの萩ものがたりは、本計画の文化財の保存と活用の方針に沿って、文化財をより幅広く親しんでもらい、また自分ごととして深く知ってもらうために、教育や観光をはじめとした様々な分野で用いられることを想定しています。
この萩の歴史文化を市民や萩に来られた方々に知ってもらい、関心をもってもらうためには、この中から関連する文化財を紡ぎ出し、萩ならではの一つのストーリーとして編むことが有効と考えます。それらを「萩ものがたり」と称してまとめます。
萩ものがたりは、下記のような方針でまとめています。
ア 萩の歴史文化の特性を横断するテーマを設定する
イ 萩ものがたりを通じて萩の歴史文化の全体性・真実性を表現する
ウ 萩ものがたりを繋ぐことにより萩の魅力と価値を創造する
こうして設定された9つの萩ものがたりは、本計画の文化財の保存と活用の方針に沿って、文化財をより幅広く親しんでもらい、また自分ごととして深く知ってもらうために、教育や観光をはじめとした様々な分野で用いられることを想定しています。
文化財が“萩のおたから”として大切に引き継がれ、私たちのこころと暮らしを豊かにするものとなる
多種多様な文化財は萩市のもつ強みであり、萩市の主産業の一つである観光を支える重要な資源で、まちづくりにおいても重要な要素になっています。そのため、「文化財が“萩のおたから”として、大切に引き継がれ、私たちのこころと暮らしを豊かにするものとなる」ことを保存・活用に関する将来像として設定します。この将来像の実現のためには、今後も文化財の価値が失われないよう、適切に保存することはもちろん、これらを観光地づくり・産業振興・人づくりなどに積極的に活用し、活性化を図ることが必要なことから以下の3つの基本理念を定めます。
【基本理念】
・文化財の適切な保存と活用により、観光地づくりと産業振興につなげる
・文化財を通じて、子どもたちのふるさとの誇りを醸成する
・文化財とともに、あらゆる世代が活躍するまちをめざす
目指す将来像と基本理念の実現に向けては、以下の4つの基本方針を掲げ、基本方針に沿った文化財の保存・活用の行動目標や具体的な措置を示します
基本方針1.文化財の再発見・保存・活用・魅力発信
基本方針2.文化財を通じた多様なコミュニティの形成・活動の推進
基本方針3.文化財を活かした経済活動の推進
基本方針4.文化財を活かす人材の育成
【基本理念】
・文化財の適切な保存と活用により、観光地づくりと産業振興につなげる
・文化財を通じて、子どもたちのふるさとの誇りを醸成する
・文化財とともに、あらゆる世代が活躍するまちをめざす
目指す将来像と基本理念の実現に向けては、以下の4つの基本方針を掲げ、基本方針に沿った文化財の保存・活用の行動目標や具体的な措置を示します
基本方針1.文化財の再発見・保存・活用・魅力発信
基本方針2.文化財を通じた多様なコミュニティの形成・活動の推進
基本方針3.文化財を活かした経済活動の推進
基本方針4.文化財を活かす人材の育成