市民の皆さまへ「新しい生活様式」の実践について(市長メッセージ)
国が4月16日に緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大して1カ月になりますが、自宅にとどまり、外出自粛をしていただいている皆様、休業要請にご協力いただいている事業者の皆様、ご協力ありがとうございます。
また、連休中、ふるさと萩を出て、都会で働いておられる方や学生に対して、帰省自粛の働きかけなど、ご協力ありがとうございます。
その結果、現在萩市において感染者が発生していませんが、これはひとえに市民の皆様方のおかげです。改めてここに感謝申し上げます。
5月4日、新型コロナウイルス感染症対策について、国の基本的対処方針が変更されました。
今回の変更では、東京都、大阪府、福岡県など13の特定警戒都道府県と、それ以外の山口県を含む特定都道府県の34県では対処方針が異なり、34県においては、「県下における感染の状況を踏まえつつ、「3つの密」の回避を中心とした、より社会経済活動の維持との両立に配慮した取組に、段階的に移行していくこととする」とされました。
また、感染が一定範囲に抑えられており、医療提供体制が確保された地域については、対策の強度を一定程度緩め、感染拡大を防止する「新しい生活様式」へと移行し、効率的なクラスター(患者間の関連が認められた集団)対策により、新規感染者の発生を一定以下にコントロールしていくこととされました。
これを受けて萩市としては、市民や事業者に「新しい生活様式」の普及と継続を呼びかけ、感染拡大や医療提供体制の崩壊を防ぎつつ、市民の日常生活や事業者の経済活動を早期に取り戻すための、次に述べる取組を進めていくこととします。
(1) 医療提供体制の崩壊を防ぐため、引き続き感染症対策を重視する一方、市民活動や事業の継続、雇用の維持など社会経済活動の回復を目指します。
・市の施設については、徹底した感染症対策を講じた上で、施設の管理者との調整が終了したものから段階的に使用を再開していきます。
・ イベント、行事等のうち、参加者が特定され、最大50人程度と想定されるものについては、徹底した感染症対策を講じた上で、実施を検討してください。
(2) 長期間の外出自粛や経済的影響等による市民や事業者の不安や疑問の解消について、引き続き相談窓口にて対応を行います。
(3) 児童・生徒の学力の低下を防ぐため、5月18日から市内小中学校の学校教育活動を再開します。
(4) 密閉空間、密集場所、密接場面の3つの密を避けることを徹底してください。
(5) マスクの着用、こまめな手洗いや咳エチケット、2m程度の身体的距離の確保を心がけてください。
(6) 感染拡大のみられる地域への不要不急の移動を控えてください。
(7)感染拡大のみられる地域からの市内への帰省や来訪等を考えられている場合は、自粛を働きかけてください。
これからも、市民の皆様の命と暮らしを守るため、感染症拡大防止はもちろんのこと、同時に、事業の継続、雇用の維持、生活の下支えに、スピード感を持って取り組んでまいりますので、「がんばろう萩!」を合言葉に、この難局を共に乗り切ってまいりましょう。
令和2年5月13日
萩市長 藤 道 健 二
※令和3年3月21日執行の萩市長選挙により、3月27日から田中文夫市長に交代しています