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「特別定額給付金」および「がんばろう萩!地域経済活性化支援対策 第3弾」について(市長メッセージ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年5月18日更新

 新型コロナウイルス感染症は、我が国のみならず全世界で猛威を奮っており、長期間にわたり経済活動が停止する異常事態に見舞われております。

 市では、深刻な影響を受けている経済や生活に対し、3月から他自治体に先駆けて、様々な支援策を講じてきました。

 「市民の皆様の生活支援」、「事業者の皆様への支援」の両面で、主な支援策をご説明します。

 まず、「市民の皆様の生活支援」ですが、国は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に留意しつつ、簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行うため、国民1人あたり10万円を支給する「特別定額給付金」事業が実施されることとなりました。

 萩市は5月1日に「新型コロナウイルス対策室」を設置し、給付手続きの準備を急ピッチで進めています。

 給付対象者は、令和2年4月27日に住民基本台帳に記録されている方となります。給付金の申請は、一人ひとりが手続きをするのではなく、世帯主が世帯全員分をまとめて申請し、給付金のお届けについても、市から世帯主の口座へ全額が振り込まれます。

 申請手続きは感染拡大防止の観点から、郵送またはオンラインによる2通りの申請があります。

 「郵送申請」ですが、萩市から送付する申請書には、給付の対象となる世帯員の氏名が印字されていますので、申請者である世帯主の氏名と、振り込み先の金融機関名、口座番号をご記入のうえ、本人確認書類などの写しと一緒に、同封の返信用封筒で返送していただくものです。
 なお、この申請書は、5月24日に郵便局に持ち込み、翌日の25日に各世帯主の方に一斉発送します。
郵送申請の受付については、5月25日から行い、5月27日から順次、支給をいたします。

 次に「オンライン申請」ですが、これは、マイナンバーカードをお持ちの世帯主の方が対象で、パソコンまたはスマートフォンを使って行う申請で、すでに5月1日から受付が始まっていますが支給開始については、5月11日から開始しました。
 なお、マイナンバーカードの暗証番号を忘れた方等への対応のため、本庁市民課では、5月22日までの平日において、午後7時まで窓口延長を行うとともに、5月16日(土)、23日(土)、24日(日)の午前9時から12時まで臨時窓口を設置します。
 萩市総合福祉センター、各総合事務所に受付窓口も開設しますが、感染拡大防止のため、極力郵送またはオンラインでの申請にご協力をお願いします。

 次に、「事業者の皆様への支援」ですが、新型コロナウイルス感染症の影響により、市内では観光業をはじめとする様々な業種において、売上減少等により経営に支障をきたしています。

 市では、こうした状況に早期に対応するため、独自の支援策として、利子補給や保証料を補助する融資制度の創設や雇用調整助成金の上乗せ助成など、これまで2度の経済対策を講じてまいりました。
 しかしながら、事態の収束への先行きが見えない中で、市内の経済状況、事業者の経営状況はさらに厳しい状況となっていることから、事業の継続と雇用の維持を最優先とする第3弾の地域経済活性化支援対策を実施します。

 まず、国の「持続化給付金制度」について説明します。 
 新型コロナウイルス感染症の影響により、売上が前年同月比50%以上減少した場合、最大で法人200万円、個人100万円を給付する「持続化給付金」が制度化されました。
 申請手続きはインターネットでの申請となりますが、どうしてもネット環境が無い、パソコンやスマートフォンなどをお持ちでない事業者の皆様を支援するため、今月中には完全予約制による、必要情報の入力等の申請支援を行う窓口の設置について、国の事務委託機関と調整を進めています。

 次に、「がんばろう萩!中小企業者等事業継続給付金給付事業(ハイブリッド型給付事業)」について、ご説明します。
 萩市では、国の「持続化給付金」の制度を補完し、幅広く市内事業者の事業継続と雇用維持をさらに強力に支援するため、事業活動を継続していこうと考える中小企業者等の皆様が、資金繰り改善のため、新型コロナウイルス対策融資制度により、借入を行った場合に給付金を支給します。

 具体的に申し上げますと、新型コロナウイルス感染症の影響により、売上が前年同月比5%以上減少している中小企業者等を対象に、民間金融機関を窓口として萩市や山口県の新型コロナウイルス対策融資の借入、日本政策金融公庫など政府系金融機関を窓口として同対策融資の借入額の1割相当、最大50万円を給付するものです。
 コロナウイルスの影響により売上が減少し、経営環境が厳しい状況の中で、その資金繰り対策として、まずは融資制度を活用していただき、さらに借り入れに対して給付金を支給することで、「融資」と「給付」の2段構えの言わば「ハイブリッド型給付事業」をご利用していただいて、事業継続を図っていただきたいと考えております。

 「ハイブリッド」とは、ハイブリッド車のようにガソリンで動くエンジンと、電気で動くモーターの2つの動力源を備えた自動車のように、2つの方式を組み合わせたもののこといいます。
 ちなみに、このハイブリッド型支援は、現在政府においても検討されていますが、萩市のこの事業が日本において初めての取り組みだと思います。

 このほかにも、中小企業者や複数の事業者が連携して取り組む、販売促進や新たなサービスの展開等を支援する「中小企業等チャレンジ補助金事業」、売上が減少した農林水産業者を支援するための「地産・地消推進事業」、インターネット販売未活用の事業者向けに、ネット上の仮想商店街(いわゆるECモール)事業者と連携して販路開拓に取り組む「萩産品販路開拓事業」などを新たに創設しています。

 これらの経済対策の実施にあたっても、市内商工団体や金融機関、行政が一体となり、市内事業者への支援を迅速かつ効果的に講じてまいりますので、「がんばろう!萩」を合言葉に、この難局を共に乗り切ってまいりましょう。

 令和2年5月18日

萩市長 藤 道 健 二 

※令和3年3月21日執行の萩市長選挙により、3月27日から田中文夫市長に交代しています

がんばろう萩!